アニメ質問状:「はたらく細胞」 メインキャラ以外の小芝居も インフルエンザ回にスタッフが発症

テレビアニメ「はたらく細胞」の一場面(C)清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction
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テレビアニメ「はたらく細胞」の一場面(C)清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction

  話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、清水茜さんのマンガが原作の「はたらく細胞」です。キャラクターデザイン、総作画監督を担当する吉田隆彦さんに作品の魅力を語ってもらいました。

ウナギノボリ

 ーー作品の概要と魅力は?

 今日も運ぶよ 酸素 酸素 体中の隅から隅へ だけど広くて 迷子 迷子 手助けされてるはたらく細胞……的な感じの作品です。

 ーーアニメにするときに心がけたことは?

 アニメを見た後に原作読んでも違和感ないようになればよいなと思って作画作業しています。清水先生の原作はコマの後ろでメインキャラ以外がいろいろ小芝居してることが多いので、そういったところの作画も可能な限り(自分の目の届く範囲は)拾っていきたいと思ってます(大体、鈴木健一監督がコンテで先に指示してるんですケドね……)。

 ーー作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?

 うれしかったことは何と言ってもお客さんの反応をいただけたことです。必死で働いていたので「面白かったよ」と言ってもらえるのはホントとてもうれしいです、ありがとうございます!!

 逆に大変だったことはインフルエンザの回で鈴木監督がインフルにかかってしまって→その後、制作さん→作画に取りかかるタイミングで私もインフルにかかり、自宅で作監修正してたことです……リアルタイミングでインフルエンザの大変さを知りました。

 ーー今後の見どころを教えてください。

 あのキャラたちの過去の話だったり、後輩の新キャラが出てきたり、まだまだバラエティーに富んだ話が続きます。声優さんや音響さんが優秀な方ばかりなので、音の芝居でどういう仕上がりになるか私も楽しみにしてます。

 ーーファンへ一言お願いします。

 アニメからの方は原作自体がホント面白いので、ぜひ一度原作も見て違いを楽しんでもらえれば幸いです。原作からの方はメディアの違いであのコマがどう変わったのかなども楽しんでもらえればと思います。

 アニメーター、演出、キャラクターデザイナー 吉田隆彦

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