ジャニーズ事務所に所属する滝沢秀明さんと今井翼さんによるユニット「タッキー＆翼」が、10日をもって解散したことが13日、明らかになった。所属事務所がファクスで発表した。同ユニットはデビュー15周年を迎えた昨年9月から活動を休止していた。滝沢さんは年内いっぱいで芸能活動を引退し、タレント育成やプロデュース業など裏方の仕事に専念するという。メニエール病の再発で病気療養中の今井さんは事務所を退所する。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　2人は直筆の署名入りで長文のコメントを発表した。「本日は私たち、滝沢秀明と今井翼から、今までタッキー＆翼を支えてくださった多くの皆さまへ大切なご報告をさせていただきたいと思います」と前置きした上で、ユニットとしての活動休止から約1年が経過し、「おのおのの人生について、深く考える時間を持つことができました」としている。続いて、「これまでタッキー＆翼、そして滝沢秀明、今井翼を支えてくださった皆様のご期待に応える活動を今後も継続していくことができるのか、自分たちはこれからの人生をどう歩んでいくべきなのか自問自答し、事務所とも話し合いを重ね、最終的には2人で話し合い、このたび、CDデビューから16年を迎えた9月10日をもってタッキー＆翼は解散という道を選ぶことにいたしました」と発表した。

　さらに「タッキー＆翼をこれまで愛してくださったファンの皆様、常に叱咤激励を続けてくださった多くの関係者のお気持ちにお応えすることができないままで、大変申し訳ない気持ちでいっぱいですが、共に30代半ばを過ぎ、一人の男としてこれからの人生をそれぞれに見つめての決断とご理解いただけたら幸いです」と解散に対する理解を求めた。

　滝沢さんは「解散をもって年内いっぱいで芸能活動から引退し、ずっと自分を育ててくれたジャニー社長のタレントを育成、プロデュースしていくという意思を継ぎ、ジャニーズJr.の育成や舞台、コンサート等のエンターテインメントをプロデュースする仕事に専念することを決意いたしました。これは、私自身がいつの日からか意識し、ずっと頭の中に描いていたことであります」と来年からは裏方の仕事に専念することを明かした。

　今井さんは「現在も病気療養中の身です。まずは自分の体としっかり向き合うため、ジャニーズ事務所を退所し、仕事という背負いも無くした状態で病気を克服し、心身共に健康な状態になることに専念したいと思います。その先のことについては、全くの白紙ですが、自分の心身が健康な状態になってから考えたいと思いますので、その時がまいりましたら改めて皆さまにご報告できるように頑張っていきたいと思います」と退所し治療に専念すると発表。

　最後に「これからはそれぞれの道を歩むことになりますが、今までお世話になった皆様へ恩返しができますよう、それぞれ精進してまいりますので、これからも変わらぬご指導、ご鞭撻（べんたつ）を賜れますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます」と結んでいる。