1990年代後半に人気を博したソニー・コンピュータエンタテインメント(現SIE)の家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」の復刻版「プレイステーション クラシック」が20日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕した国内最大のゲーム展示会「東京ゲームショウ2018」で初公開された。SIEのブースに初代PSと並べて展示される。
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プレイステーション クラシックは、PSのデザインをコンパクトなサイズで精密に復刻。本体の大きさは縦横で約45%、体積で約80%コンパクトにした。日本、北米、欧州で初代PSの発売日と同じ12月3日に発売される予定。外箱も初代PSのデザインを踏襲している。価格は9980円(税抜き)。
PSは1994年に発売された家庭用ゲーム機。当時のゲームソフトは、すぐ起動する代わりにデータ容量の少ないロムカセットだったが、PSは大容量のCD-ROMを採用。さらにライバルの任天堂やセガが自社開発を重視していたのに対し、自社以外のソフトメーカーを重視する姿勢を打ち出して、スクウェア(現スクウェア・エニックス)の人気ゲーム「ファイナルファンタジーVII」の取り込みに成功。同ソフトが発売されるとゲーム機が大ヒットし、任天堂からゲーム業界の“王座”を奪い取ったことでも知られている。
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