注目映画紹介:「聖☆おにいさん」イエスとブッダの日常を福田雄一監督が実写化 松山ケンイチ&染谷将太が好演

映画「聖☆おにいさん」の一場面 (C)中村光・講談社/パンチとロン毛 製作委員会
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映画「聖☆おにいさん」の一場面 (C)中村光・講談社/パンチとロン毛 製作委員会

 俳優の松山ケンイチさんがイエス役、染谷将太さんがブッダ役で人気マンガを実写化したドラマ「聖☆おにいさん」(福田雄一監督)が12日から立川シネマシティ(東京都立川市)ほかで期間限定で公開。動画配信サービス「ピッコマTV」でも18日から配信される。中村光さんがマンガ誌「モーニング・ツー」(講談社)で連載中のマンガが原作。俳優の山田孝之さんが制作総指揮し、映画「銀魂」シリーズなどの福田さんが監督・脚本を担当している。

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 世紀末を無事に乗り越えたブッダ(染谷さん)とイエス・キリスト(松山さん)は、下界でバカンスを取ろうと、東京・立川のアパートでルームシェアを始める……というストーリー。

 キャスト発表時からビジュアルが話題になっていた。原作の中で女子高生から「ジョニー・デップ似」と言われるイエスに松山さんがはまり過ぎ。大仏頭に福耳の染谷さん演じるブッダは“再現度”がかなり高く、2人のゆるくてユーモラスな掛け合いもイメージにぴったりだ。イエスとブッダの逸話に引っかけた笑いの数々や近所の人たちとの触れ合いなど、原作の世界観を生かしつつ実写版らしさもプラスされ、思わずくすりとさせられる。オリジナルのエピソードも盛り込まれ、ファンならずとも見逃せない、神々しくも楽しいコメディーだ。(遠藤政樹/フリーライター)

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