今週シネマ:1月24日公開の映画「シグナル100」「his」「風の電話」「映画 おかあさんといっしょ」「聖☆おにいさん」…話題作続々

映画「シグナル100」のビジュアル (C)2020「シグナル100」製作委員会
1 / 1
映画「シグナル100」のビジュアル (C)2020「シグナル100」製作委員会

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。1月24日は、女優の橋本環奈さん主演の「シグナル100」(竹葉リサ監督)、モデルで俳優の宮沢氷魚さん初主演映画「his」(今泉力哉監督)、女優のモトーラ世理奈さん主演の「風の電話」(諏訪敦彦監督)、人気子供番組「おかあさんといっしょ」の劇場版「映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!」、人気マンガを実写化した「聖☆おにいさん 第III紀」(福田雄一監督)が公開される。

ウナギノボリ

 「シグナル100」は、宮月新さん作、近藤しぐれさん画の同名マンガ(白泉社)が原作。自殺催眠にかけられた生徒たちの壮絶なデスゲームを描く。恐怖に立ち向かう芯の強いヒロイン役の橋本さんが、鬼気迫るシリアスな演技を披露。生徒たちを絶望の淵に追い込む担任役の中村獅童さんの怪演も見どころだ。

 「his」は、青年2人の恋愛を題材に、その先の物語を通じて、自分に正直に生きるために葛藤する人々の姿を真摯(しんし)に描き出す。日本テレビ系ドラマ「偽装不倫」(2019年)などに出演し、人気急上昇中の宮沢さん演じる迅(しゅん)の元恋人の渚役を、今泉監督作「アイネクライネナハトムジーク」(2019年)などに出演した藤原季節さんが演じている。

 「風の電話」は、岩手県大槌町に実在する「風の電話」をモチーフに、東日本大震災で家族を失った少女が、故郷の大槌町に向かう過程でさまざまな人と出会い、生きる力を取り戻していく姿を描く。アンニュイな雰囲気を漂わせたモトーラさんの表情が、映画の一つの吸引力になっている。

 「映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!」は、今年で60周年となるNHKEテレの人気子供番組「おかあさんといっしょ」を映画化。「映画館でいっぱい遊ぼう!」をコンセプトに、歌や踊り、参加できるクイズなどが盛り込まれた体験型ムービーになっている。「すりかえかめん」の抱える秘密を知る重要なキャラクター「いれかえマン」を俳優の賀来賢人さんが演じている。

 「聖☆おにいさん 第III紀」は、中村光さんがマンガ誌「モーニング・ツー」(講談社)で連載中のイエスとブッダの日常を描く人気マンガが原作。俳優の松山ケンイチさんがイエス役、染谷将太さんがブッダ役を演じ、俳優の山田孝之さんが製作総指揮、福田監督が脚本も担当しているシリーズ第3弾となる。ブッダとイエスが漫才コンテストに挑むためにネタ作りをしたり、カラオケボックスで一心に読経をしたりといった10のエピソードが描かれる。

映画 最新記事