落語に魂をささげた人々の姿を描いた雲田はるこさんの人気マンガが原作の連続ドラマ「昭和元禄落語心中」(NHK総合、金曜午後10時)の第2回「助六」が19日に放送された。菊比古(岡田将生さん)と初太郎(山崎育三郎さん)の男同士の友情や絆を描いた内容にSNSでは「泣いた」「感動してウルウル」といった声が上がっている。
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第2回では、落語家・七代目有楽亭八雲(平田満さん)に弟子入りした菊比古と初太郎の幼少期、前座として励む青春時代が描かれた。戦争のために離ればなれになってしまった2人が、再会して抱き合うシーンには視聴者から「感動の再会、泣ける」「ハグして1回離れて、もう1回ぎゅーって気持ちあふれてる」といった声が上がった。
また、2人が一緒に風呂に入るシーンや、初太郎の羽織りのひもを菊比古が結んであげる姿など仲むつまじい様子も描かれ、「イチャイチャしすぎ」「この2人の時間、尊い」と、反応する視聴者も見られた。
ドラマは、原作が累計200万部突破の人気作。また、石田彰さん、山寺宏一さんらが声優を務めたテレビアニメも話題となったため、放送前から注目を集めていたが、第1回放送から「ドラマ化はどうかなーって思っていたけど杞憂(きゆう)でした」「期待以上の出来でマンガの世界がよみがえり、感動した。全てのキャストが素晴らしい!」と評価する声が見られた。
SNSでは「原作も結構読んだし、アニメも見たんやけど、ドラマもすごく好き。すごい良い演技」「マンガで泣かされ、アニメで泣かされ、ドラマで泣かされ、こんなにも落語に泣かされるとは」という意見もあり、原作からアニメ、実写ドラマと通して作品を楽しむ人も少なくないようだ。次回の第3回「迷路」(26日放送)では、菊比古と初太郎の運命を変える女性・みよ吉(大政絢さん)が本格的に登場する。3人の関係がどのように描かれるのか、注目を集めそうだ。
「昭和元禄落語心中」は、女性向けマンガ誌「ITAN(イタン)」(講談社)で雲田さんが連載した同名人気マンガが原作。昭和を舞台に、孤高の大名人・八代目有楽亭八雲(前座名・菊比古)や、そこへ押しかけて弟子入りした与太郎、八雲の盟友で希代の名人とうたわれた助六(前座名・初太郎)、八雲と助六を見守る芸者・みよ吉、助六とみよ吉の忘れ形見の小夏といった個性的なキャラクターが登場する。
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