ハラスメントゲーム:4話に黒谷友香がゲスト出演 部下からモラハラ受ける上司役

連続ドラマ「ハラスメントゲーム」の第4話にゲスト出演する黒谷友香さん=テレビ東京提供
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連続ドラマ「ハラスメントゲーム」の第4話にゲスト出演する黒谷友香さん=テレビ東京提供

 俳優の唐沢寿明さん主演の連続ドラマ「ハラスメントゲーム」(テレビ東京系、月曜午後10時)の4話(11月5日放送)に黒谷友香さんと山中崇さんがゲスト出演することが29日、分かった。さらに、5話(同12日放送)に八嶋智人さんと岡本玲さんがゲストとして出演することも発表された。

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 「ハラスメントゲーム」は、「白い巨塔」や「14才の母」「BG~身辺警護人~」など数々の人気ドラマの脚本を手掛けた井上由美子さんの小説家デビュー作(河出書房新社)が原作。さまざまなハラスメント問題を、主人公の秋津(唐沢さん)が奇抜なアイデアと手法で解決する。

 4話に登場する黒谷さんは、部下からモラルハラスメントを受ける店舗開発部長・貴島秀美、山中さんは、秀美の同期で、無視、情報隠しといったモラハラの中心人物である次長の岩熊義雄を演じる。5話の八嶋さんは定期的な飲み会を主催する課長の結城三郎、岡本さんは、結城が主催する飲み会への出席を強要されたと主張する広報課の関根かすみを、それぞれ演じる。

 ◇田淵俊彦プロデューサーのコメント

 ジェンダー問題……私たちは小さい頃から「男のくせに泣くな!」とか「女の子なんだからおとなしくしなさい」とか言われてきた。しかし、今はこういった発言も禁句である。「ハラスメントゲーム」4話・5話ではこのジェンダー問題に注目してみた。

 4話は「女の出世VS男の嫉妬」と題して「モラハラ」を取り上げる。そして5話は「社内恋愛のススメ」というテーマで「飲みハラ」を取り上げる。どちらも「異性間の問題」に焦点を当てた、まさに「今」話題のドラマである。

 そして毎回のゲスト出演者は、「エッジの効いたカップリング」にこだわったキャスティングを心掛けた。4話は同期の男女ということで、黒谷友香さんと山中崇さんという心の内面を表現するのがうまい俳優さんにお願いした。本来であれば「出世」は男の生きざまの一つであっただろうし、「嫉妬」は女性のイメージだったかもしれないからだ。結果、その感情のクロスを表現したかった。さまざまな思惑と策略が渦巻くとてもスリリングなドラマに仕上がった。

 5話は上司と部下の男女ということで、八嶋智人さんと岡本玲さんというとても多彩な表現力を誇るお二人にお願いした。シリアスな人間ドラマの中にコミカルさやおかしみを織り込みたかったからだ。セクハラを恐れ、社内恋愛がやりにくい時代の今、好きになってしまった男女の感情の行き場はどこにあるのか。さらにそれが上司と部下の関係だとどうなるのか。脚本家の井上由美子さんとはそんな話の発端からストーリーを編み出していった。秋の夜長に、「男と女の愛憎劇」を2週続けて楽しみにご覧いただきたい。

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