唐沢寿明:白スーツ&アフロヘアで主演 堤幸彦監督と映画「ミステリー・アリーナ」で15年ぶりタッグ

「ミステリー・アリーナ」のビジュアル(C)2026 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.
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「ミステリー・アリーナ」のビジュアル(C)2026 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.

 俳優の唐沢寿明さんが、堤幸彦監督がメガホンを取る映画「ミステリー・アリーナ」(2026年5月22日公開)で主演を務めることが明らかになった。白いスーツにアフロヘアという強烈なルックスで、クイズ番組の司会者を演じる唐沢さんは「見た目で最初は誰か分からないんじゃないかな(笑)」と語っている。

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 「本格ミステリ・ベスト10」(2016年度)第1位など数々のランキングに入った深水黎一郎さんの同名小説が原作。司会者・樺山桃太郎(唐沢さん)による生放送の大人気推理クイズ番組「ミステリー・アリーナ」。難攻不落の推理問題に正解者が連続して現れず、賞金はキャリーオーバーで100億円まで膨れ上がっていた。今回、出題される問題は、「嵐の中、孤立した洋館で起きた殺人事件」。推理力に自信のある選りすぐりの6人の解答者たちは、このミステリーを解き明かすことができるのか……というストーリーだ。

 唐沢さんが今回演じる樺山はハイテンションでスタジオを盛り上げ、毒舌で解答者を煽りに煽り、よどみなく番組を進行するという番組の顔。ティアドロップのサングラスにアフロヘア、白いスーツというド派手な衣装を着こなす強烈キャラだ。

 唐沢さんとは映画「20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗」(2009年)以来、約15年ぶりのタッグとなる堤監督。「アフロでいいんじゃない?樺山の頭」と唐沢さんから発案があったことを明かし、「方向の違うたくさんのエンタメ的要素を統合する魔法の頭髪・ アフロ! それを旗頭に自由に走り切った、その成果をぜひご覧いただきたい!」と離している。

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 ◇唐沢寿明さんのコメント

 私が演じる樺山桃太郎はちょっとクレイジーなクイズ番組の司会者です。原作を読んでいて“こいつ狂ってるな”とすごく感じたので、なるべくその部分を表現しようと演じました。ただ、見た目で最初は誰か分からないんじゃないかな(笑)。

 (オファーを受けた際は)やっぱり「20世紀少年」でご一緒した堤監督と聞き、撮影が楽しみでした。原作はこれぞミステリーという、先が読めない作品で本当に面白くて、この原作を映画に落とし込むのはなかなか難しいと思いました。この原作と堤監督なので、普通の作品にはならないだろうなと思っていました。

 クイズ番組のパネラーとして出演される俳優の方々も柔軟性があって、自分では予想していなかったお芝居になったり、それを見た監督が演出を変えたりと楽しく面白い撮影でした。

 この作品は、年に一度の壮大なクイズ番組のお話です。このクイズ番組の中に壮大なミステリー作品が絡んでおり、その話がメインかと思いきや、最後の最後にとてつもない様々なことが起こっていきます。原作を読んだ方も、読んでいない方も楽しめる、見応えのある作品になっていると思います!ぜひ劇場でお会いしましょう!

 ◇堤幸彦監督のコメント

 深水先生の原作には、あらゆるミステリーの魅力を知り尽くしていて、世界のシステムを睥睨する膨大なインテリジェンスがある。そして、いただいた脚本は見事に原作の魅力を映画的にリミックスしたクリエイティビティがあった。さて困った。私の演出的知見で太刀打ちできるのか。

 風味としての「コメディ性」とミステリーの持つ「構造性」、さらに本作独自の「秘密」、それらを統合する鍵を見出せなかったのだが、ある日の主演・唐沢寿明氏の一言で全てが視えた! 「アフロでいんじゃない?樺山の頭」なんだと? アフロ! その瞬間、全てのビジュアルが降ってきた! 方向の違うたくさんのエンタメ的要素を統合する魔法の頭髪・アフロ! それを旗頭に自由に走り切った、その成果をぜひご覧いただきたい!

 ◇原作者:深水黎一郎さんのコメント

 映像化は絶対に無理だろうと思いながら書いていた作品なので、それが実現したことに作者が一番びっくりしています。主役の樺山桃太郎は癖が半端なく強い人物ですが、唐沢さんの怪演に期待しています!

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