僕の初恋をキミに捧ぐ:主演野村周平、ヒロイン桜井日奈子でドラマ化

連続ドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」のビジュアル =テレビ朝日提供
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連続ドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」のビジュアル =テレビ朝日提供

 「僕は妹に恋をする」「カノジョは嘘を愛しすぎてる」などで知られる青木琴美さんのマンガ「僕の初恋をキミに捧ぐ」が、俳優の野村周平さん主演で、来年1月にテレビ朝日で連続ドラマ化することが21日、明らかになった。桜井日奈子さんがヒロイン役で出演する。

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 野村さんと桜井さんは今作が初共演。野村さんは同局ドラマ初主演となる。桜井さんは2年ぶりの連ドラレギュラー出演で、連ドラ初ヒロイン。

 原作は、2005~08年にかけてマンガ誌「少女コミック」(現「Sho-Comi」、小学館)で連載され、累計発行部数が800万部以上の人気作品。09年には実写映画が公開され、21億円を超える興行収入を記録した。心臓病で「20歳まで生きられない」と宣言された主人公・垣野内逞(かきのうち・たくま)と、逞を思い続ける種田繭(たねだ・まゆ)の高校生2人のヒューマンラブストーリー。

 馬場ふみかさん、松井愛莉さん、矢作穂香さん、岐洲匠さん、富田健太郎さん、福本莉子さん、是永瞳さん、真飛聖さん、石田ひかりさんの出演も発表された。ドラマは毎週土曜午後11時15分に放送。

 野村さん、桜井さん、青木さんのコメントは以下の通り。

 ◇垣野内逞役の野村周平さんのコメント

 ――原作や脚本などを読んだ感想は?

 ただキュンキュンしているドラマではないというか。心臓病と向き合う中での葛藤や繭にどう接していけばいいのかなど、そういう人の心の部分が、とてもしっかりと動く作品だなと思いました。桜井さんとは今回初めてご一緒させていただきますが、とても落ち着いている方ですね。桜井さんのお芝居を見て、自分も成長させていただけたらなと思っています。

 ――ご自身にとっての初恋の思い出と言えば?

 「本当に人を好きになるって、こういうことなんだ」と覚えたのが中学3年生でした。甘酸っぱい思い出です。

 ――恋人同士のどんなシチュエーションに憧れを感じますか?

 「ゆず」の歌詞みたいな恋に憧れます。下り坂をくだりながら、ブレーキをゆっくり握りしめながら。海を想像できるような恋をしてみたかったなとは思います。

 ――「今、これに全力をささげている!」というものは?

 車やバイクやスケボーなど、いろんなものがありますけど、最近はキックボクシングかな。それと今は役者に注いでいる部分が大きいです。もちろん、この作品にも。まだどういうふうにささげるかは考え中ですが、主演でやらせていただく以上は人生をささげるつもりです。

 ――最後に意気込みをお願いします。

 原作の読者の方に恥じないような作品にしますし、いろんな人たちとの絡み合いや人間関係の心のもつれなどを、しっかりと表現できたらいいなと思っております。必ず皆さんに納得いただけるような作品にしたいなと思っていますので、あなたの貴重なナイトドラマの時間を僕たちにささげてください。

 ◇種田繭役の桜井日奈子さんのコメント

 ――原作や脚本などを読んだ感想は?

 原作を読んだときは感動してポロポロ涙が出てきてしまいました。そういう作品のいいところをちゃんとドラマでも表現できたらなと思いますし、精いっぱい頑張りたいです。野村さんとは今回初めましてなんですが、とても楽しい方で(笑い)。力を合わせて作品を作っていけたらいいなと思っています。

 ――ご自身にとっての初恋の思い出と言えば?

 私は小学2年生でした。本当に人を好きになったのはもっと後かもしれないけど、「好きだな」って意識したのはそのころでしたね。

 ――恋人同士のどんなシチュエーションに憧れを感じますか?

 逞と繭のような、幼なじみというシチュエーションは憧れかもしれません。恋人じゃなくてもすごく距離が近いし、幼なじみだからこそ言葉にしなくても分かり会えるような関係ですし。そういう人と、もしも一緒になれたら最高かなって思います。

 ――「今、これにささげている!」というものは?

 筋トレです。13年間バスケットボールをしていたということもあって、体を動かすことが好きなんです。行けるときは毎日くらいの勢いでピラティスに行っています。

 ――最後に意気込みをお願いします。

 この作品のグッと来る部分はたくさんありますが、一番は2人の純愛だと思っています。原作の漫画もすごくすてきですが、ドラマになったときにまた違った魅力を生み出せていけるように頑張りたいです。毎週、毎週、見るのが楽しみになっていただけるような作品にしたいと思っているので、よろしくお願いします。

 ◇原作者の青木琴美さんのコメント

 「僕の初恋をキミに捧ぐ」を実写ドラマ化していただけることになりました。私にとって、国内では初めてのドラマ化作品になります。しかも、もっと大切な“初めて”があります。本作のプロデューサーさんは、学生時代から私の作品を読んでくださっていた方です。読者でいてくださった方に、映像化のプロデューサーをしていただけるのはこれが初めてです。作家にとって、これほど感慨深いことがあるでしょうか。漫画「僕キミ」を描き終え、2009年に実写映画が公開されて9年。今回のドラマ化で、当時「僕キミ」を読んで(見て)いただいた方々に、逞と繭のことを懐かしく思い出してもらえたらうれしいです。そして、たくさんの方々に、新しく出合ってもらえたらうれしいです。私も、新しい「僕キミ」で、逞と繭に再会できることを、楽しみにしています。

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