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アニメ質問状:「SSSS.GRIDMAN」 アニメで特撮を表現する 後半はわくわくする仕掛けも

アニメ
テレビアニメ「SSSS.GRIDMAN」の一場面(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」の新作テレビアニメ「SSSS.GRIDMAN」です。アニメを手がけるトリガーの「SSSS.GRIDMAN」ラインプロデューサーの竹内雅人さんに作品の魅力を語ってもらいました。

 ーー作品の概要と魅力は?

 今作「SSSS.GRIDMAN」は、半世紀前に放送されていた特撮作品「電光超人グリッドマン」をベースに、新しいストーリー、新しいキャラクターで描く2018年が舞台の新作アニメーション作品です。記憶喪失の高校1年生・響裕太は「使命を果たせ」とグリッドマンに告げられ、彼と融合し突如現れる怪獣たちと戦うことになります。裕太は同じクラスの内海将、新条アカネ、宝多六花らと学校で日常を送る中で、なぜ怪獣と戦うのか、怪獣はどのようにして生まれるのかという謎を追求し、新条アカネが作り出したものなのではないか?と疑い始めます。

 まずスタッフについて、監督は15年に「電光超人グリッドマン boys invent great hero」でも監督しました雨宮哲、キャラクターデザインには弊社(トリガー)の作品で原画や作監などで確かな技術に評価のある坂本勝、さらに円谷プロダクション様のご協力もあって、脚本に平成ウルトラシリーズなどでご活躍された長谷川圭一さん、グリッドマンデザインに後藤正行さんら、特撮界でもトップクリエーターとして知られる方々のお力をお借りしております。実績、技術共にお持ちの素晴らしいスタッフの方々のご助力は、大きな魅力になっていると思っています。

 今作で挑戦していることとして「アニメで特撮を表現する」という目標がありました。特撮作品におけるスーツや着ぐるみの魅力、砕け飛ぶガレキや舞う噴煙など、あの質感、質量をアニメで表現することは特性上非常に困難です。マスクのはずなのにどうしても表情がついてしまう……。ズシッとさせたい部分でも着ぐるみに出せるあの重量感は表現できない……。そこは監督の雨宮も僕も大の特撮ファンなので、共通した意識がありました。今回はそれに真っ向から挑んでおります。描き方に注目していただきたいです。

 ーーアニメにするときに心がけたことは?

 原作が25年も前の作品ですので、「今のアニメファンに向けたい!」ということをとにかく意識しました。キャラクターデザインやキャラ設定、物語の構成、キャスティング、プロモーション含め、見やすさや分かりやすさ、キャッチーさは重視した部分です。

 ですので、原作をご存じでない方にぜひ、ご覧いただきたいなと思っております。前述しました「特撮をアニメで描く」上では、スーツにおける着ぐるみ感であるとか、人が入っているような動きや質量、ウルトラシリーズでもなじみのある効果音など、細部にまで力を入れています。

 ーー作品を作る上でうれしかったことは?

 今回、比較的年齢層の若いスタッフで現場を構成しております。狙いとしては「作品をよくしたい!」「挑戦したい!」と思ったとき、ディスカッションしやすい場所でありたいなと思っていたからです。制作が始まるとスタッフの皆さんがすごく前のめりに制作に向かってくださった印象があり、「雨宮さんと竹内のタイトルはまたやりたいです!」と、携わった方々から何度もお言葉を頂戴し、こんなにうれしいことはありませんでした。

 そして何より作品は視聴者の方に見ていただいて初めて完成だと思っています。放送前から各種イベントに来てくださっていた方々や先日のロフトプラスワン(東京都新宿区)のイベントにあんな遅い時間に足を運んでくださった方々の熱気、定期で行っているYouTube LIVEやツイッターのハッシュタグでトリガーにコメントをくださる方、オープニングテーマ、エンディングテーマ楽曲関連のニュースなど、これだけたくさんの反響をいただけたことは、制作者として大変幸せに思います。本当にありがとうございます。

 ーー今後の見どころを教えてください。

 このインタビューのタイミングでは第6話の放送まで終えているのですが、まだまだ語れない部分が多いです。後半、物語はさらに盛り上がっていきますし、わくわくする仕掛けもたくさん入れております。そしてスタッフ的にもトリガーのニュージェネレーションともいうべき期待の若手スタッフを多く起用しています。彼ら彼女らの熱量がそのままフィルムに焼きついておりますので、楽しみにしていてください。

 11月12日時点で最終話まで納品を終えております。ファンの方々には安心できる要素の一つではないでしょうか? 最後まで勢いはとどまることなく進んでおりますので、どうぞご期待ください!

 ーーファンへ一言お願いします。

 この作品を見た方が「電光超人グリッドマンを見てみたい」、原作をご存じの方は「もう一度見よう、やっぱり電光超人好きだな」そう思ってもらえたらこの作品は役目を果たせたかな、と思います。そんなアニメと特撮の懸け橋になれたらうれしいです。

トリガー所属 「SSSS.GRIDMAN」 ラインプロデューサー 竹内雅人

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