人気ドラマ「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」(フジテレビ系)で共演した女優の新木優子さんと馬場ふみかさんが29日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開かれた情報誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)の「ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー2018」表彰式に登場した。
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ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤーは、その年の人気作を生み出したクリエーターを表彰する賞で、今年は興行収入が90億円を突破するなど、人気を集めた映画「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(西浦正記監督)のプロデューサーで、フジテレビ編成局制作センターの増本淳さんが受賞。新木さんと馬場さんはゲストプレゼンターとして登場し、増本さんにお祝いの花束を渡した。
「コード・ブルー」はドクターヘリをテーマにした人気ドラマシリーズで、同作の誕生について増本さんは「11年前に企画して、1年取材をしてコツコツ作った」と明かし、「最初の感想は、当たらないだろうけれど、“刺さるところは刺さる”番組になればいいと思っていた。それが10年後にヒットと言ってもらえることに驚きと感謝を感じています」と話した。
ドラマのシーズン3から、新木さんや馬場さんら新キャストが加わった。その狙いについて増本さんは「(主演の山下智久さんや新垣結衣さんら主力メンバー)5人が、部下を持つ話にしたかった。(新鮮味を出すため新たに)人を入れたかったのではないです」と明かした。
同作で新木さんはマイペースなフライトドクター候補生の横峯あかり、馬場さんは無愛想なフライトナースの雪村双葉を熱演。演じた役の感想を聞かれた新木さんは「4人の中で(物事を)素直に受け取って、素直に出すキャラクター。自分も成長させていただきました」と語り、馬場さんは「緊張して、雪村さんと同じぐらい無愛想だったのでは。(当時の)自分の姿に近かった」と振り返った。
2人の起用理由について、増本さんは「実は雪村は元はない役だった。まず横峯役をオーディションで探していて、名前のある役者も来ている中で、私は当時2人の顔も名前も知らず、『女優なの? アイドルなの?』と聞いている感じでした。新木さんを見て『(横峯は)この子かもな。これで大丈夫そうだ』と思った」と明かした。
馬場さんとは、新木さんの後に対面したといい、緊張から無愛想な馬場さんの態度に興味を持ったという増本さんは「馬場さんの芝居は迫力があったが、プロフィルを見たら芝居の経験が(あまり)ない。この迫力は何なのか? このままサヨナラでは僕の方が残念だった」と当時を回顧し、馬場さんを起用するために新たに役を作ることになったことを明かした。増本さんが「雪村は馬場さんと一緒に作った役」と説明すると、馬場さんはうれしそうな笑顔を見せていた。
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