シンフォニック・ゲーマーズ:NHKの異色のゲーム音楽番組の魅力 声優・青木瑠璃子のゲーム愛も

「シンフォニック・ゲーマーズ3~そして僕らは強くなる~」の司会を務めるNHKの塩澤大輔アナウンサー(左)と青木瑠璃子さん
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「シンフォニック・ゲーマーズ3~そして僕らは強くなる~」の司会を務めるNHKの塩澤大輔アナウンサー(左)と青木瑠璃子さん

 人気ゲーム音楽をオーケストラが演奏する異色音楽番組の第3弾「シンフォニック・ゲーマーズ3~そして僕らは強くなる~」がNHK・BSプレミアムで8日午後11時45分に放送される。2016年から毎年放送の人気番組。ゲーム好きとして知られる声優の青木瑠璃子さんとNHKの塩澤大輔アナウンサーが第1弾から3年連続で司会を務める。青木さんと塩澤アナに番組の魅力を聞いた。

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 ◇オーケストラアレンジで新たな魅力の発見も

 第3弾は、特別編成のシンフォニック・ゲーマーズ・オーケストラが「アークザラッドII」「スターフォックス64」「モンスターハンター」「ワンダと巨像」「UNDERTALE」「星のカービィ スーパーデラックス」の音楽を演奏。ゲストとしてお笑いコンビ「次長課長」の井上聡さん、「ワンダと巨像」の作曲家・ピアニストの大谷幸さんが登場する。

 一つのゲームをテーマにしたオーケストラのコンサートはあるが、さまざまなゲームの音楽を取り上げるコンサートは珍しいかもしれない。ゲーム音楽がオーケストラでアレンジされることで新たな発見もある。青木さんは番組の魅力を「いろいろなゲーム音楽をこうやってまとめて聴くことができる機会はなかなかありません。オーケストラでアレンジされると、こうなるんだ……と感じたり、楽器でゲームのSEを表現したりするのも魅力です」と感じているという。

 ゲーム音楽は人気ジャンルの一つになっている。青木さんはゲーム音楽ならではの魅力を「例えば、映画音楽の場合、聴いた人は映画のシーンを思い出しますが、ゲームはプレーヤーによって同じ曲を聴いても思い起こされる体験が違うのかもしれません。それもゲーム音楽の魅力なのかも」と語る。

 ◇司会者がゲーム愛を熱く語る場面も

 3年連続の放送で「シンフォニック・ゲーマーズ」という“箱”のファンも増えつつある。アニメ、ゲーム好きとして知られる塩澤アナは「音楽フェスで初めて見た歌手に興味を持つように、プレーしたことがなかったゲームを知るきっかけにもなります。シンフォニック・ゲーマーズという“箱”も魅力です。この“箱”を好きになっていただければうれしいです」と話す。

 青木さんがゲーム愛を熱く語る場面もあり、見どころの一つになっている。青木さんは「ゲームについて音楽を交えて語る機会はなかなかないので、ついしゃべりたくなっちゃうんです。見ている方が分からないような説明はできないですし、冷静と情熱の間を攻めながら話すのが難しいですね」と、バランス感覚を考えながらトークしているという。

 塩澤アナもまたゲーム愛を爆発させることがある。第3弾では「アークザラッドII」について熱く語る。「今回、このゲームが取り上げられることがうれしかった。30~40代はたまらないんじゃないですか。変革期に出てきたゲームだと思いますし、時代のうねりを感じるんですよね」と熱を込める。

 番組のレギュラー化も期待され、塩澤アナは「毎週でも見たいですよ。オーケストラの方は大変ですが……。毎回言っているのですが、いつか『ときめきメモリアル』をお願いしたいです!」と期待を寄せる。青木さんは「私は『スターフォックス』をやってほしい!とずっと思っていたので、今は満たされていますが、今後はスマホゲームもどんどんやってほしいですね」と語る。番組で聴いてみたい楽曲はまだまだあるはず。第4、5回……と続いていくことを期待したい。

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