ご長寿早押しクイズ:MCが山本匠晃アナにバトンタッチ 鈴木史朗アナは“殿堂入り” 

「爆笑!明石家さんまのご長寿グランプリ2018」のMCを担当する山本匠晃アナ(左)と、“殿堂入り”した鈴木史朗アナ(c)TBS
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「爆笑!明石家さんまのご長寿グランプリ2018」のMCを担当する山本匠晃アナ(左)と、“殿堂入り”した鈴木史朗アナ(c)TBS

 2014年に終了した「さんまのスーパーからくりTV」の人気コーナー「ご長寿早押しクイズ」が、今年も「爆笑!明石家さんまのご長寿グランプリ2018」(29日午後6時半)として放送されるが、MCが鈴木史朗アナからTBSの山本匠晃アナへバトンタッチしたことが24日、明らかになった。山本アナは恐縮しながらも「私は黒子に徹しますが、ご長寿のみなさん同士の、グルーブ感、独特のやり取り、すてきなご長寿の皆さんにご注目ください!」とコメントしている。

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 「ご長寿早押しクイズ」は、解答者となるご長寿たちの珍解答や、鈴木さんの淡々とした進行、ご長寿たちとの掛け合いなどが話題を集め、人気コーナーとして1994~2002年の期間にわたって断続的に放送されていた。2016年に「ご長寿グランプリ」として復活してからは3回目の放送となる。鈴木アナは番組を388回を収録してきたが、今年傘寿を迎えて、“殿堂入り”。46歳年下の山本アナにバトンタッチする。

◇鈴木史朗アナの山本アナへあてたメッセージ

 山本アナへ

 「ご長寿早押しクイズ」は「素晴らしく楽しい」の一言ですが、収録からオンエアまでは「素晴らしく大変」な番組です。私も10年以上388回収録、本番をやってきましたが、収録ロケは関東地方一都六県全てと、南は九州、北は東北まで行きました。スタッフの苦労は大変だったと思います。その甲斐あって、全国的に大変な人気番組になりました。この素晴らしい番組を、さらに良くするために頑張ってくれることを期待しています。

「ご長寿早押しクイズ」を愛する先輩より。鈴木史朗拝

◇山本匠晃アナのコメント

 「ご長寿早押しクイズ」が始まったのが、私が10歳の頃で、大大大先輩の鈴木史朗さんが(司会を)14年務められて。鈴木史朗さんにしか不可能な進行ぶりをずっと目にしてきたので、自分には到底早い大役を仰せつかった感じがいたします。

 過去の回の中でも印象的だったのは、あるご長寿がボタンと間違えて湯飲みを押したことがありまして。その時に鈴木史朗先輩が何でもないことかのように「それじゃない」とコンパクトかつ的確な、史朗さんにしかできない切れ味あるツッコミをされまして(笑い)。その対応に「自分はこんなこと絶対言えない。すごい!」としびれました。

 ――今回司会をしてどうだったか。

 大大大先輩の鈴木史朗さんの背中を見ていたので、先輩のようにはいかないなと思いました。想像もつかないような皆さんのご解答と、単なるクイズだけじゃなく、時にご長寿に人生の先輩として教わるものがあったり。やり取りがかみ合わずご迷惑をかけることもあったのですが……。進行なのに笑いがこらえられず進行できなくなったりもしました。鈴木史朗大先輩はご長寿の皆さんに丁寧に、でも切れ味鋭く突っ込みをなさっていたと思うのですが、私は(ご長寿から)時に「司会者不合格」と言われたり、逆にご指摘をいただいたりだとか……。祖父祖母の世代の皆さんですので、進行を一生懸命しながら教えを請い、これからもご長寿の皆さんに育てていただけたらと思います(笑い)。

 ――鈴木アナからのメッセージを受けての感想を。

 プレッシャーを感じます(笑い)。まだ11年目の後輩に向けてご丁寧なメッセージをくださっただけでもうれしく光栄に思いますし、10年以上388回、非常に重みのある数字だなと改めて思います。

 進行役として、全国各地にこれだけ元気でチャーミングで魅力的なご長寿の皆さんがいるんだということを届けられたらと思います。私は黒子に徹しますが、ご長寿のみなさん同士の、グルーブ感、独特のやり取り、すてきなご長寿の皆さんにご注目ください!

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