いだてん:宮藤官九郎作19年大河 初回から大反響 テンポの良さ視聴者絶賛「さすがクドカン」

2019年のNHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の代表カット (C)NHK
1 / 1
2019年のNHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の代表カット (C)NHK

 宮藤官九郎さんが脚本を手がける2019年のNHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の第1回「夜明け前」が6日、放送された。「“東京”と“オリンピック”」をテーマに、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年まで、およそ半世紀を描くオリジナルストーリー。大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、1986年の「いのち」以来33年ぶりということで注目が高かった本作だが、視聴者から「面白い!」との声が多数上がり、SNSでは大きな盛り上がりを見せた。

ウナギノボリ

 特に視聴者が絶賛したのがテンポの良さ。「とにかく、テンポがいいな」「このスピード感、最高だなあ」「テンポ感がすごい。これは引き込まれる」「あれよ、あれよと展開していく。ワクワクが蓄積していく感じが堪(たま)らない!」「圧倒的な疾走感。あっという間の1時間で大満足!」といった意見が多く、「クドカンの魔術だわ」「さすがクドカン」「クドカン、最高」「クドカン最高か。知ってたけど!!」と好評だった。

 初回は冒頭からビートたけしさんや小泉今日子さんに加え、阿部サダヲさん、星野源さん、松坂桃李さん、松重豊さんといった後半の主要キャストも次々と登場。そこから時代は明治へと飛び、役所広司さん、古舘寛治さん、杉本哲太さん、竹野内豊さん、生田斗真さん、満島真之介さん、武井壮さん、橋本愛さん、峯田和伸さんらが“濃いキャラ”に扮(ふん)して、ほとんどの日本人がまだ見ぬオリンピックを巡って丁々発止のやりとりを繰り広げた。

 その一方で、“前半の主役”金栗四三(かなくり・しそう)役の中村勘九郎さんは最後の最後まではっきりと姿を見せず、登場したと思ったら顔には歌舞伎の“隈(くま)取り風メーク”というまさかの展開も。

 この初回についてSNSには「情報量の洪水ですわ」「なんという情報量の多さ。全力で駆け抜けたような疲労感……」「キャストが豪華すぎて大渋滞、情報量多!」「勢いと熱量のある第1話で面白かった!」「クドカン初の大河、安心した。これはいいドラマになる!」といった言葉が並んだ。

 大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」は全47回。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。

テレビ 最新記事