ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
ウェブマンガサイト「COMICポラリス」(フレックスコミックス)で連載中のマンガが原作のテレビアニメ「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」で、主人公の幼なじみ、矢坂大翔(ひろと)の声優を務める堀江瞬さん。これまで幼さのある“おバカ”な役を演じることが多かったという堀江さんは、今回の大人の男性で社交性もある大翔役に「こういう役をやらせてもらうのはなかなかないので、いつもと違う感覚。こういう役でも選んでいただけるのがすごくうれしかった」と語る。作品の見どころや今年の目標などについて聞いた。
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「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」は、みなつきさん作、二ツ家あすさん画のマンガが原作。他人が苦手で人見知りの小説家・朏素晴とネコのハルの暮らしを人間目線、ネコ目線で描いている。テレビアニメでは、小野賢章さんが素晴、山崎はるかさんがハルを演じるほか、津田健次郎さん、杉田智和さん、小野大輔さん、下野紘さんらも声優として出演する。
自身が演じる大翔を「めちゃくちゃいいやつ」という堀江さん。人付き合いが苦手な主人公の素晴とは対照的に社交性があり「素晴に対してぐいぐいくる中にも、思いやりがちゃんとある」と話す。素晴は、両親を事故で亡くしたという過去があるが、「大翔は、素晴が両親を亡くしてふさぎ込んでいくところも、ずっと目の前で見てきているので、殻に閉じこもった素晴をなんとか外の世界に出してあげたいと思っている。かといってべたべたするわけではなくて、程よい距離感を保ちつつ、親友として幼なじみとしてそっと見守っている感じがすごくいいやつだなと思います。そんな友達がいる素晴がうらやましいです」と語る。
そんな大翔と自身の共通点を聞くと「全くなくて……」と苦笑いしつつ、「こんなに誰かのことを思って、誰かのためにしてあげたいと思えるってすごい。僕はどちらかというと素晴に共感することが多いんです」と話す。
演じる際は、「普段は幼くておバカな役を演じることが多かったのですが、大翔はおバカな一面もあり、年齢が高めなので難しさもある」という。「毎週毎週一言一言の難しさを実感しながら演じています。どうやったら大翔の年齢でおバカな感じを出せるか、太陽のように明るいところをどうやったら出せるんだろうと試行錯誤しながらやっています」とこだわりを語った。
アフレコ現場は「猫カフェに来ているような、まったりとした時間が流れている」と堀江さん。キャスト同士で猫の話をすることも多いといい、「『猫の言葉が分かるといいよね』という話の延長から、猫の言葉が分かる翻訳アプリの話になって、そこからキャストがみんなそのアプリをダウンロードする流れになりました」と笑顔でエピソードを明かした。
自身も猫を飼っていたことがあり、猫や犬などの動物が大好きという堀江さんは「僕のTwitterの『いいね』欄は猫や犬の癒やし動画か写真しかなくて。たまにそこを見て癒やされています」と話す。「犬派か猫派か」と聞くと、「とっても難しいです。選ばなきゃ殺すと言われたら猫です。あ、でも犬も好きだし……選べないです」と語っていた。
アニメでは、ネコのハルが餌を前にした時のシーンが好きだといい、「あの感じが本当にめちゃくちゃ可愛いなと思っていて。それは毎話あるので、(見ている人も)癒やされると思います」と顔をほころばせる。続けて「日の差さない世界にいた素晴君が話を重ねるにつれ、どんどん明るくなっていって、人も増えてにぎやかになっていく。その過程を見ると、心がぽっと温かくなります。ペットを含めて家族のことを大切にしたくなるような、優しくて温かくて、心がじんわりとするような作品になっていると思います」とアピールした。
堀江さんは声優の仕事はもちろん、昨年は声優のユニット「SparQlew(スパークル)」のメンバーとしてライブパフォーマンスをしたり、ドラマ出演を果たしたりと活動の場を広げた。堀江さんは「マイク前のお芝居だけではなく、去年は歌であったりライブのパフォーマンス、ドラマもやらせていただいた。マイク前から離れてお芝居をやる経験を初めてやらせていただいたことで、よりマイク前におけるお芝居の取り組み方や組み立て方がちょっと変わった」と明かす。
「ドラマ撮影の時に、どれぐらいの声のボリュームであれば相手に届くのか、届かないのかということを意識して演じることが多々あったので、それを(アフレコ現場の)マイク前の仕事に持ってくることができるようになった。それはすごく大きな収穫で、その経験を無駄にせずに、本分であるところの声優としてのお芝居をもっと極めたいと思いました」と思いを語る。
これまで「自分のお芝居に納得したことがない」という堀江さん。「納得してラクになりたい気持ちもあって、なんでこんなに苦しいんだろと思いながらやることもあります。ただ、どうしてやっているんだろうと考えた時に『好きだからこの世界に入ってきたんだ』と思い出して『そうだ頑張らなきゃ』と。苦しさの先に楽しいとは違うプラスの感情、達成感みたいなものがあって、そのためにやっているようなところがあるんです」と話す。さらに今年は「より極める年にしたい」と力を込めた。
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