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アニメ質問状:「上野さんは不器用」 残念で可愛い過ぎる上野さんを表現 15分で気軽にテンポよく

アニメ マンガ
テレビアニメ「上野さんは不器用」の一場面(C)tugeneko・白泉社/上野さんは不器用製作委員会

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、マンガ誌「ヤングアニマル」(白泉社)でtugenekoさんが連載中のマンガが原作のテレビアニメ「上野さんは不器用」です。アスミック・エースの藤井貴大プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。

 ――作品の概要と魅力は?

 とある中学の科学部を舞台とするサイエンスラブコメディーです。部長の上野さんは、部活の後輩・田中に恋していて、どうにかして田中の気を引こうとあの手この手で頑張ります。ただその方法が普通ではありません。上野さんは天才的な発明能力を持っていて、発明した奇想天外なアイテムを使って田中に恋心をアピールします。ただ天才的過ぎるのか、そのアピールが不器用過ぎます。そんな残念で可愛い過ぎる上野さんの暴走ぶりを楽しむ作品です。

 ――アニメにする時に心がけたことは?

 企画の段階では見やすさ、気軽さを心がけました。一話完結のギャグコメディーが魅力の原作なので、テンポ感を大事にするため、尺を15分にして企画しました。通常のアニメに多い30分だとダレてしまうかもしれなかったため、15分に中身を詰め込んで走り切ることにしました。月見里智弘監督が元々ギャグ作品が得意だったため、原作の理解度も非常に高く、原作の面白いところそのままでテンポの良い作品になっていると思います。

 昨今アニメの作品数も増えてきている中で、15分という尺の見やすさ、一話完結でどこからでも見られるという気軽さのある作品にすることを最初に心がけました。

 ――作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?

 うれしかったことは、アニメで上野さんを見ていただくことができたことです。この作品はタイトルが表している通り、上野さんがどれだけ不器用で可愛いかというところが魅力だと思いますので、実際に動いて叫んでいる上野さんをファンの皆さんに見ていただくことができてうれしかったです。

 大変だったことは、私よりも月見里監督や制作のレスプリさんがたくさんあると思いますし、今もまだ制作の佳境で現在進行形なのですが、私の中では、アニメの全体構成を決めるのが一番最初に苦労しました。ストーリーは上野、田中、山下を中心に進むのですが、そのほか運動部の部長や田中の妹たちが出てくるので、1クールの中でそのキャラクターたちも出したいと思いました。構成の最初の段階では、まだ原作に出てきていないキャラもいたのですが、tugeneko先生から今後の登場キャラの話もお伺いして、できるだけ出せるように月見里監督と相談しながら進めました。

 ――今後の見どころを教えてください。

 上野さんの純情ゆえの暴走ぶりは今後も続いてきますが、今後登場する部長や田中の妹たちも非常に濃いキャラばかりです。そんなキャラたちに翻弄(ほんろう)される上野さんもとても可愛いですので、ぜひお楽しみください。

 上野さんが発明したアイテムから生まれたタモンが原作以上に活躍していきます。キャストを務めていただいた井澤詩織さんのおかげもあり、非常に可愛いキャラになっておりますので、そんなタモンにも注目してください。

 ――ファンへ一言お願いします。

 「上野さんは不器用」を応援いただき、ありがとうございます。放送をご覧になった方々の感想を拝見しますと、田中は冷酷、サイコパスだという感想が少なからずありましたが、それは違います。田中は超がつくほどの鈍感少年なだけです。上野さんの思いにも全く気付いておりません。恋愛に疎い中学生男子ということで、温かい目でご覧ください。

 あと本作品のエンディングですが、全部で6曲あります。音楽を担当していただいた日本コロムビアさんに頑張っていただきまして、1クールなのに6曲もあります。絵も曲ごとに変わりますので、エンディングにも注目して楽しんでいただければと思います。

 アスミック・エース プロデューサー 藤井貴大

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