森永悠希:「トクサツガガガ」チャラ彦がウザいと話題 「べっぴんさん」でもチャラかった?

連続ドラマ「トクサツガガガ」に“チャラ彦”こと川島直太朗役で出演している森永悠希さん (C)NHK
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連続ドラマ「トクサツガガガ」に“チャラ彦”こと川島直太朗役で出演している森永悠希さん (C)NHK

 女優の小芝風花さん主演の連続ドラマ「トクサツガガガ」(NHK総合、金曜午後10時)は、隠れ特撮オタク役の小芝さんの熱演ぶりはもちろん、「仮面ライダー」「スーパー戦隊シリーズ」で知られる東映の協力で撮影された特撮パートのクオリティー、劇中ヒーロー(ジュウショウワンやエマージェイソン)の造形からグッズ、起用声優に至るまで、特撮愛あふれる作り込みが話題になっている。そんな中、視聴者から「ウザい!」という声とともに、ひそかに注目を集めているのが“チャラ彦”こと川島直太朗を演じている俳優の森永悠希さんだ。同じ1月期ドラマ「よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女(ひと)に賭けろ~」(テレビ東京系、月曜午後10時)にも出演中の森永さんは、どんな俳優なのだろうか……。

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 ◇“チャラ彦”の無神経な行動に視聴者から批判殺到…

 「トクサツガガガ」は、マンガ誌「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で丹羽庭さんが連載中のマンガが原作。特撮オタクの叶(小芝さん)が、日々の生活でさまざまなピンチに陥ると、本人にしか見えない特撮ヒーローが現れ、その言葉に勇気づけられ、次々とピンチを切り抜けていく……という物語だ。

 森永さん演じるチャラ彦は、叶の職場の同僚で、ムードメーカーだが、おしゃべり好きで、やや思い込みが激しい面がある。叶を慕っている後輩の小野田くん(本田剛文さん)に的外れな恋のアドバイスを送ることもしばしば。特撮オタクをひた隠しする叶にとってはトラブルの種でありながら、その言動が時として叶にとってのステップになったりと、「狂言回し」の役割も担っている。

 1月25日放送の第2回「トライガーノキミ」では、初対面の吉田さん(倉科カナさん)のスマホに保存されていた特撮ヒーローの写真(お尻ショット多数)を勝手に見てしまい、叶をオタバレ危機に追い込むなど、無神経な行動に視聴者から批判が殺到。「ウザすぎる!」との声が多数上がったが、一方で、叶と吉田さんの連絡先交換をうながし、結果として2人の交流を深めるきっかけを作った。

 ◇「ウェルかめ」で倉科カナの弟役 「べっぴんさん」ではももクロ百田のダメ息子

 視聴者が素直に「ウザすぎる!」と感じてしまうほどチャラ彦を好演中の森永さんは、1996年6月29日生まれ、大阪府出身の22歳。現在はピエール瀧さんや矢本悠馬さんらを擁する芸能プロダクション「ソニー・ミュージックアーティスツ」に所属している。

 これまで数々の映画やドラマに出演。その中にはNHKの大河ドラマ「平清盛」や「花燃ゆ」、同局の連続テレビ小説「ウェルかめ」や「べっぴんさん」、広瀬すずさん主演の映画「ちはやふる」シリーズも含まれる。

 「ウェルかめ」では、倉科さん演じるヒロインの弟役を務めており、「トクサツガガガ」第2回における「スマホ事件」では、姉弟の再共演という別の意味でも注目を浴びた。一方「べっぴんさん」では、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」(ももクロ)の百田夏菜子さんと田中要次さんの、どこかチャラくてKYなダメ息子を演じていて、今回の“チャラ彦”と重ねる人も。また実写版「ちはやふる」の“机くん”として記憶している映画ファンも多いことだろう。

 どんなにチャラくて、ウザい演技でも、どこか憎めない生来のキュートさを失わないのも森永さんの魅力。今後もさまざまな作品での活躍が期待される。

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