女優の北川景子さん主演の連続ドラマ「家売るオンナの逆襲」（日本テレビ系・水曜午後10時）で、元テーコー不動産の社員・白洲美加を演じているお笑いタレントのイモトアヤコさん（33）。第1話では、北川さん演じる三軒家万智から芋虫（いもむし）のてんぷらを食べさせられる場面があり、SNSでは「急にイッテQ感でたーー」といった声が上がった。出演する「世界の果てまでイッテQ！」（同局系）では、昨年9月に引退した歌手の安室奈美恵さんとの共演が大きな話題となったイモトさんに、「人生で一番大事にしていること」や、女優業への思いなどを聞いた。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　今作は、2016年7月期に放送され、17年5月にスペシャルドラマが放送されるなど人気を博した連続ドラマ「家売るオンナ」の続編。「私に売れない家はない！」と豪語し、客とその家族が抱える問題に首を突っ込み、あらゆる手段を使って解決することで、どんな客にも必ず家を買わせてしまうスーパー営業ウーマン・三軒家万智の活躍を描く。「セカンドバージン」「大恋愛～僕を忘れる君と」などを手がけた大石静さん脚本のオリジナル作品だ。

　◇白洲美加は「すごく楽しい」

　イモトさん演じる白洲美加は、前作では万智にしごかれるダメダメ新人営業ウーマンとして登場。今作では、本多力さん演じる宅間剛太と離婚し、シングルマザーとなり、臼田あさみさん演じる珠城こころママの「BARちちんぷいぷい」で働いていたが……という役どころだ。

　続編への出演が決まったときのことについて、「すごく大好きな作品なので、またできるってことがうれしかったです」と明かすイモトさん。白洲美加を演じることは「すごく楽しい」といい、「共感できるところは一個もないんですけど（笑い）、白洲美加なりのポリシーみたいなものがあって。できないものはできないし、人の意見とかもいい意味で振り回されないところが憧れでもあったりします」と話す。

　昨年10月期にTBS系「日曜劇場」枠で放送されたドラマ「下町ロケット」では、天才エンジニアと呼ばれていた島津裕を熱演し、SNSでは「イモトさんの演技の幅がすごい」などの声が上がった。今作と撮影が重なることもあったといい、「昨日島津裕をやって、今日白洲美加をやるときもあった」と明かし、「（役の）あまりの違いに、逆にやりやすかったです。その役その役を全力でやったら、結果、すごく違った、というふうになっていました」と話す。

　◇イッテQ、女優業への思い

　「お芝居はすごく楽しいので、オファーがあればすごくやりたいです！」と話すイモトさん。今後について聞くと、「（女優業が）たまたま前クールから続いてあった。でもその間もイッテQロケもやっているし、正直、どちらも同じくらい熱があって、同じくらい楽しいことなので、どっちもやりたい」と力を込める。

　ただ、イッテQのロケでは体を張ることも多く、「ここで無理すると、ケガとかしちゃったりして、帰ってからドラマになんか影響あったらどうしようって。そのときというよりも、この次の次くらいのことを考えながら、仕事をしてしまうことが最近少々あって……」と告白。

　「ケガするのはよくないんですけど、あんまり後先考えて、起こってもいないリスクを考えるのはよくないなと。今をすごく大事に、毎回毎回、その場を全力で乗り切るということを仕事をする上では大事にしています」と話す。

　◇安室は「あったかい人」

　イッテQでは、安室さんとの共演も大きな話題となった。共演の感想を聞いてみると、「宝物です！　あの時間と、あのときの気持ちと、あれは一生忘れられないし、いろんなときに思い出すことだと思います」と話す。そして、安室さんの印象を「優しかったです。あったかい人なんだなっていうのがすごく伝わりました」と明かす。

　番組では、イモトさんが安室さんに「人生で一番大事にしていることは」と質問し、安室さんは「ブレずに生きていきたいなと思っているので、一度決めたことはきちんとやり通す」と回答。

　同じ質問をイモトさんにぶつけてみると、「これね、ご本人からお許しを得たので言ってもいいですか？　ブレないことです！」ときっぱり。「（安室さんに）『使ってもいいですか？』って言ったら、そうおっしゃってくださったので、使わせていただきました」とうれしそうに話す。

　「やっぱり、あのとき（安室さんに）会って、自分の人生観、仕事観、プライベート観も含めてすごく影響された。そうなりたいって気持ちも含めて、一度自分で決めたことはブレずに最後まで突き通すという人になりたい！」と宣言したイモトさん。白洲美加の演技と共に、これからの活躍にも注目したい。