いだてん:第7回「おかしな二人」 四三&弥彦、五輪行きで家族と溝? 救いの神は…

NHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」第7回の一場面 (C)NHK
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NHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」第7回の一場面 (C)NHK

 宮藤官九郎さん脚本の大河ドラマいだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の第7回「おかしな二人」が17日放送される(NHK総合で日曜午後8時ほか)。大日本体育協会の会長・嘉納治五郎(役所広司さん)の説得を受け、ストックホルムオリンピックへの出場を決意した金栗四三(中村勘九郎さん)。熊本の実家に資金援助の手紙を送るも返事がなく困り果てる。一方、“運動会の覇王”こと三島弥彦(生田斗真さん)もオリンピック出場に家族の理解を得られず……。

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 治五郎の口車にのせられて自費で渡航費・滞在費を用意しなければならなくなった四三は、兄・実次(中村獅童さん)に藁(わら)にもすがる思いで資金援助の手紙を出す。ある日、海外の食事マナーを学ぶため、三島家の豪邸を訪れた四三。そこで弥彦と家族の冷え切った関係を感じ取る。

 兄からの便りは無く、借金をしてストックホルムへ渡ることを考え始める四三の前に、果たして救いの神は現れるのか……というストーリー。

 「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年までの約半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「東京とオリンピック」。大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、86年の「いのち」以来33年ぶり。勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三、阿部サダヲさんが「東京オリンピック」実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治(たばた・まさじ)を演じ、“リレー”形式で主演のバトンをつなぐ。

 第6回「お江戸日本橋」は、ストックホルム五輪予選会のマラソンで世界記録を出して優勝し、金メダル候補に躍り出た四三。しかし当の本人は五輪に「行きとうなかです……」と返答し、治五郎を怒らせてしまう。一方、若き日の志ん生こと孝蔵(森山未來さん)も師匠・橘家円喬(松尾スズキさん)に、「車夫ならば、落語に登場する東京の街並みを足で覚えながら芸を磨け」とヒントをもらい……という展開だった。

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