人気グループ「嵐」の二宮和也さんが、2020年公開の映画「浅田家(仮)」に主演することが28日、分かった。妻夫木聡さんも出演。二宮さんと妻夫木さんが共演するのは初めてで、実在する兄弟役を演じる。映画は、消防士やラーメン屋など、一家でコスプレした作品を収めた写真集「浅田家」(赤々舎)などの写真家・浅田政志さんの姿を描き、二宮さんは浅田政志、妻夫木さんは兄の浅田幸宏を演じる。
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写真集「浅田家」は「第34回木村伊兵衛写真賞」を受賞。映画は「浅田家」と、東日本大震災の津波で泥だらけになってしまったアルバムや写真を洗浄し、元の持ち主に返すボランティア活動をする人々を約2年間にわたって撮影した写真集「アルバムのチカラ」(同)が原案。4人家族の次男として育ち、幼いころから写真を撮ることが好きだった浅田政志を主人公に、家族の「愛の絆」「過去と今」を、実話を基にオリジナル要素を加えて描く。「第40回日本アカデミー賞」で優秀作品賞などを受賞した映画「湯を沸かすほどの熱い愛」などの中野量太監督がメガホンをとる。
――妻夫木さんとの初共演について
たくさんの作品で演じている姿を見ていて本当にうまいなあといつも感動していました。一緒に演じると自分のアラが目立つので、なんとなく捕まらないように逃げていたのですが、ついに捕まったか。という感覚です(笑い)。しかし、こんな機会も滅多にないので目いっぱい楽しみたいと思っております。
今回実在する人物ですが、僕は普段から役作りというものをやったことがないので、今回もやりませんが、衣装や髪形を決めたり、いろいろ話し合っていく中で高まったものを現場でぶつけていこうと思います。
――中野監督作品への初参加について
とにかく愛情にあふれた監督なんだろうなと作品を拝見してそう思っていました。実際に一緒にロケ現場を下見に行ったときもいろいろ説明していただいた姿が、本当にこの作品に対する愛情が伝わってきて、この期待に応えられるよう頑張ろうと思いました。一緒に作品を作れて光栄です。
今回、二宮さんとの初共演に対してようやくご一緒できることに喜びを感じています。ずっと近くにいるのになかなかご縁がなかった二宮さん。感受性が豊かな二宮さんならば、政志を自由に魅力的に演じてくれると信じています。僕はそんな二宮さんをそっと隣で支えていければと考えています。
実在する人物を演じるにあたって「政志と僕が仲がいいことが最大の親孝行」お兄様からいただいたこの言葉が胸に響きました。自分の幸せより誰かの幸せを願うことは簡単なことではありません。その思いやりの心を胸に精いっぱい浅田家を愛すること、それだけです。
中野組初参加についてとにかく楽しみで仕方ありません。形はデコボコでも、浅田家の長男としてしっかりと家族を支えていければ幸せです。
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