アイドルグループ「乃木坂46」の高山一実さんのセカンドソロ写真集「高山一実写真集 独白」(徳間書店)が2月26日、発売された。デビュー小説「トラペジウム」(KADOKAWA)が、累計発行部数20万部を突破するなどアイドルに小説家にと、マルチに活躍する高山さん。写真集ではロケーションや衣装決め、付属のしおりの写真撮影を自ら行うなど、クリエーターとしての才能を遺憾なく発揮している。写真集や小説の反響などについて話を聞いた。
写真集は、憧れだったフィンランドでロケを行った。首都ヘルシンキを中心に、図書館や路面電車、夜のバー、静謐(せいひつ)な大聖堂などで撮影。タイトルの「独白」には、“モノローグ”や“独り言”という意味もあり「今回は1人で楽しんでいる様子を、そのまま皆さんに見てもらっている。独り言を聞いてもらっている感じ」というコンセプトだ。
撮影時期は「『トラペジウム』を書き終えたばかり」で、「自分の中ですっきりしていて、フィンランドでさらに気持ちに新しい風がすっと入ってくる感じがしました」と振り返る。夜のバーで老夫婦と撮ったカットが印象的だったといい、「老夫婦が隣の席で飲んでいて話しかけたら、温かい方たちで。3人で写真を撮ったのが印象的で、撮影中はずっと笑っていました」と笑顔で振り返る。
約2年5カ月ぶりのソロ写真集。前作と比較して自分から「『せっかくならアドバイスなどで参加したい』という、意欲が湧いたことが大きな変化」だったといい、衣装やヘアスタイルなど、自ら提案した事柄も多かったという。
タイトルの「独白」にちなみ、告白できることを聞くと、「宝塚(歌劇団)が好きです」とにっこり。「フィンランドにいた時は、宝塚に出会っていない時」だったが、「小説を書き終えたら、次に引かれるものを探していたんですかね。そのときに、三島由紀夫さんの『春の雪』の演目をDVDで見て、『なんだこの人!!』っていう人に出会ってしまいました」と明かした。ファンになったタカラジェンヌは誰?と尋ねると、「内緒。それは拒否させてください(笑い)」とちゃめっ気たっぷりに答えた。
昨年11月に発売されたデビュー小説「トラペジウム」は、アイドル志望の女子高生の10年間を描いた青春作品。初版2万部からスタートし、発売3カ月たらずで累計発行部数20万部を突破するベストセラーになったことでも話題だ。
「書き終えた後、直しの作業でごっそりカットして。隔月連載だったんですけど、1回目の連載を見て『こんな文章だったのか』と恥ずかしくなってしまって。『全部消そうかな』って思うぐらいで、いまだに(本が出たことを)実感していないですね」というが、「小説は発売直後に反響が返ってくるものではなく、徐々に広がっていくもので、『最近買いました』『読みました』と感想をいただいて、うれしいです」と明かしていた。
「初版の時に帯を、大ファンだった(小説家の)中村文則さんと、羽田圭介さんに書いてもらって、そのときにもうれしかったんですけど、重版のとき、私を本の世界に引き込んでくださった湊かなえさんに書いてもらったり、卒業したなーちゃん(西野七瀬さん)にもらった言葉も帯になったり。本が形を変えていく姿が、うれしいです」と満面の笑みを見せる。
「乃木坂46」のメンバーの反応は? 「齋藤飛鳥ちゃんから、『かずみんらしいな』と言われ、メンバーならではと思っています。メンバーには、世間には出していない、心に秘めたものを吐き出していました。7年も毎日のようにいると、すべてを知っているから、『らしいな』と言われて、うれしかったですね」としみじみ。
売り上げの好調や内容の面白さで、大きな反響を得ているが、「時代というか、出した時期が良かったのかな」と自己分析。「テレビやネット寄りの話が多くて、YouTubeやアプリとかの話が出てこなくて。1年後、2年後だったら、学生さんを描くには古くなるかなと思っています」と冷静に分析する。
今後も小説は書きたいというが、「でも書くのはもうちょっと先かな。一番書きたいテーマと、24年間生きてきて思うことは、『トラペジウム』ですべて書いてしまったので、次に書くものは、書きたいものを取材したいので、もう少し時間がほしいです」という。
改めて、自分にとってのアイドルとは?と聞くと「アイドルになれたことは、人生で最大のプレゼント」と話していた。
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