飯豊まりえ:「必殺仕事人2019」で時代劇初挑戦 カツラ外した後は「爽快感」

「スペシャルドラマ 必殺仕事人 2019」に出演する飯豊まりえさん=テレビ朝日提供
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「スペシャルドラマ 必殺仕事人 2019」に出演する飯豊まりえさん=テレビ朝日提供

 俳優の東山紀之さん主演のドラマ「必殺仕事人」シリーズ(ABC・テレビ朝日系)の「スペシャルドラマ 必殺仕事人 2019」で、時代劇に初挑戦した女優の飯豊まりえさん。同作で、貧しくとも懸命に働く青年・弥吉(伊藤健太郎さん)との結婚を夢見るいちずで気立ての良い娘おたねを演じた飯豊さんが、人気シリーズ「必殺仕事人」に出演した感想や伊藤さんとの共演などについて、語った。

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 「必殺仕事人」は、1972年の「必殺仕掛人」から20年にわたって「必殺」シリーズとして放送された時代劇。2007年に東山さんを主演に迎えて約15年ぶりにスペシャルドラマとして復活し、以降、連続ドラマやスペシャルドラマとしてたびたび放送されている。

 今回のスペシャルドラマには、東山さんをはじめ、「TOKIO」の松岡昌宏さん、「Hey! Say! JUMP」の知念侑李さん、和久井映見さん、遠藤憲一さんという“仕事人”キャストが引き続き出演。また、袴田吉彦さん、河相我聞さん、山下容莉枝さん、松井玲奈さん、林家正蔵さん、近藤芳正さんも出演する。10日午後9時放送。

 ◇飯豊まりえさんのコメント

 ーー初めての時代劇に出演していかがでしたか?

 時代劇の世界って、すごく特殊でルールに慣れるのに時間がかかるのかなと思っていたのですが、そんなことはなく、すでに出来上がっているチームにすんなり入れていただけたのでホッとしました。カツラをセットしていただいて撮影して、外した後の爽快感がものすごくあって(笑い)、そういう新鮮な体験もできて楽しかったです。スタッフの皆さんは京都のお父さん、お母さんみたいな雰囲気で、とても優しくしていただきました!

 京都には2週間くらい滞在したのですが、寒かったけど空気がキレイでしたね。時間が空いた時に、1人でご飯を食べに行ったり、なかなかない経験をさせていただきました。

 ーー「必殺仕事人」という人気シリーズに出演した感想を教えてください。

 時代劇は台本を読むだけでも難しいという印象でしたが、“必殺”はストーリーが面白くて、とても分かりやすかったです。初めての時代劇だったので、台本を読んだ段階では想像しきれなかったシーンもあるのですが、現場に行って「ああ、こうなるんだ!」ってきちんとイメージできる、というのも面白かったですね。皆さんベテランなので、現場のスピードがとにかく速くて、あっという間に終わってしまいました。

 本当に照明や画にこだわって作られているので、独特の美しい世界観になっているんだなと思いました。

 ーー“仕事人”の皆さんの印象を教えてください。

 ご一緒させていただいたシーンがあまりないのですが……。東山(紀之)さんは帰られるときに「じゃあね」って手を振ってくださったり、気さくに接してくださいました。松岡(昌宏)さんは、みんなのお兄さんという感じで、明るくパワフルですがすがしい方だなという印象でした。知念(侑李)さんは、ほとんどお話ししていないのですが、変に気をつかわせないというか、居心地のいい雰囲気の方でしたね。皆さんとご一緒して、「ああ私、『必殺仕事人』に出るんだな」って実感しました。

 ーー弥吉を演じる伊藤健太郎さんとの共演はいかがでしたか?

 (伊藤)健太郎くんとは同い年で、3度目くらいの共演になるのですが、またこの“必殺”でご一緒できて、本当に心強かったです!! お互い成人して、ここ数年でいい意味で大人になったような気がします。仕事に対する姿勢やお互いの距離感も……すごくいい感じに協力できたと思います。私、実は結構人見知りなんですけど、前から知っている、共演したことがあるからこその距離感で、弥吉とおたねを演じることができてよかったと思います。

 ーー視聴者へのメッセージをお願いします。

 今回の「必殺仕事人」では、弥吉とおたねという、お殿さまでもお姫さまでもない普通の人がフィーチャーされています。弥吉のようにいい人が、追い込まれて自分の首をどんどん締めてしまって身動きが取れなくなるとか、お金を持って変わってしまうとか。そういうことって、現代でもありうることだと思うんです。なので私は、時代劇なんだけど現代劇っぽくて、さらにノンフィクションっぽくもあり……とリアルなストーリーが皆さんに刺さるのではないかと思っています。

 私が演じたおたねは、いちずで可愛らしいキャラクターで、これまでとは一味違うヒロインになっていると思いますし、平成最後の「必殺仕事人」は、一筋縄ではいかない展開で、ものすごく面白いお話になっています。どんなふうに皆さんに見ていただけるのか……私もとてもワクワクしていますので、どうぞお楽しみに!

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