高杉真宙:コミケ参戦を熱望もかなわず「行きたかった」

劇場版アニメ「君の膵臓をたべたい」のイベントに登場した高杉真宙さん
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劇場版アニメ「君の膵臓をたべたい」のイベントに登場した高杉真宙さん

 俳優の高杉真宙さんが28日、東京都内で行われた劇場版アニメ「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」(キミスイ、牛嶋新一郎監督)のブルーレイディスク(BD)&DVD発売決定記念イベントに登場した。同作で声優に初挑戦し、主人公の「僕」を演じた高杉さんは、「昨年の12月末まで、豊洲(東京都江東区)で舞台をやっていた。ツイッターで(キャラクターデザインと総作画監督を担当した)岡(勇一)さんがコミケに参加されている知って。近い!と思って。行きたい気持ちがあった」と東京ビッグサイトで開催されていたコミックマーケットに行きたかったことを告白。「朝も『行きたいな、行きたいな』と思って、我慢しながら豊洲に通っていた。岡さんに会って、お話ししたかった。残念だなと思って、断念した」と舞台中のためにかなわず、肩を落としていた。

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 同作は、累計発行部数270万部を突破した住野よるさんの小説(双葉社)が原作。他人に興味を持たず、いつも一人で本を読んでいる高校生の「僕」が、膵臓の病気を患った少女、桜良に振り回されながらも、少しずつ変化していく姿をみずみずしく描く青春ストーリー。イベントには、声優のLynnさんも出席した。

 高杉さんは「初めて声優の仕事をさせていただく責任感などは、今でも覚えているくらい、新鮮なままずっと残っている」と憧れだった声優の仕事を得て、「衝撃だった」と振り返った。「この作品に入っているときは、一瞬の緩みもないくらい、ずっと『僕』のことを考えていた。僕以外の方は皆さんプロの方たちだったので、何かをさぼると一瞬でできなくなるんじゃないかと思った。それが怖かったから、ずっと『僕』だけのことを考えていた」と並々ならぬ熱意とともに今作に挑んだことを明かしていた。

 高杉さんは今回、BD&DVDに収録されるオーディオコメンタリーにも挑戦した。「気恥ずかしさと緊張があった」という高杉さんだが、「自分の感情を言葉にして伝えるのが苦手なので、“戦力”としてどうなんだろうと思いながら(笑い)。必死に頑張ってやらせていただいた」と話していた。

 「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」のBD&DVDは4月3日に発売。

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