賀来賢人:「アフロ田中」連ドラ化でWOWOW初主演 「僕も絶好調の時はアフロ」と共感

7月放送の連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ アフロ田中」で主演を務める賀来賢人さん(左)と原作者ののりつけ雅春さんの描き下ろしイラスト (C)のりつけ雅春/小学館 (C)2019 WOWOW
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7月放送の連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ アフロ田中」で主演を務める賀来賢人さん(左)と原作者ののりつけ雅春さんの描き下ろしイラスト (C)のりつけ雅春/小学館 (C)2019 WOWOW

 のりつけ雅春さんの人気マンガ「アフロ田中」シリーズがWOWOWで連続ドラマ化され、俳優の賀来賢人さんが主演を務めることが8日、明らかになった。アフロヘアの主人公・田中広を演じる賀来さんは「とてもうれしかったですし、非常に挑戦しがいのある作品だなと。気合が入りました。僕もかなりの天パで、絶好調の時はアフロなので、田中には共感しかありません」とコメントを寄せている。田中のキャラクタービジュアルも公開された。ドラマのタイトルは「WOWOWオリジナルドラマ アフロ田中」で、7月にWOWOWプライムで放送される。

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 「アフロ田中」シリーズは、埼玉県の架空の町にある立華高校に転校してきたアフロヘアの田中広の日常を描いたギャグマンガ。2002年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で「高校アフロ田中」の連載がスタート。その後、「中退アフロ田中」「上京アフロ田中」「さすらいアフロ田中」「しあわせアフロ田中」とタイトルを変えて連載され、現在は「結婚アフロ田中」が同誌で連載中。コミックスは累計570万部(電子書籍含む)を突破している。12年に松田翔太さん主演で実写映画化されたことも話題になった。

 ドラマは、音楽ドキュメンタリー映画「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー」などの石田雄介さんが監督を務める。ドラマは「上京アフロ田中」を中心に取り上げるという。

 賀来さん、原作者ののりつけ雅春さん、石田監督のコメントは以下の通り。

 ◇賀来賢人さんのコメント

 ――「アフロ田中」の連続ドラマの主演が決まった心境は?

 とてもうれしかったですし、非常に挑戦しがいのある作品だなと。気合が入りました。僕もかなりの天パで、絶好調の時はアフロなので、田中には共感しかありません。

 ――原作の印象や読んでの感想、好きなエピソードは?

 こんなにスラスラ読めたマンガは初めてでした。一番好きなエピソードは、マキと名前を呼びあうシーンです。可愛くて仕方ない2人が大好きです。

 ――視聴者へメッセージを。

 脚本も最高なものになっています。現場、間違いなく良い熱量で撮影できております。ぜひ! 期待してください!!

 ◇のりつけ雅春さんのコメント

 ――「アフロ田中」のドラマ化が決まった心境は?

 うぉーーーーーー!!て感じ。やったーーーー!!て感じ。

 ――主演の賀来さんへ期待するポイントは?

 田中は「ただ生まれてきたので一生懸命生きてるだけ!」なので、野心も何にもなく、ただただしあわせになりたい、そんな感じが出たらうれしいです。

 ――視聴者へメッセージを。

 僕も楽しみにしています。撮影現場にたくさん顔を出して見学したいです。

 ◇石田雄介監督のコメント

 ――「アフロ田中」のドラマ化が決まった心境は?

 大好きな原作なので、単純にワクワクしました。一方で「連ドラ」にするからには、全話を貫く物語の「軸」を何にするか? 「連ドラ」でしかできないことは何か? この二つを真っ先に考えはじめました。

 ――原作の印象や読んでの感想、好きなエピソードは?

 主人公・田中の不器用な生き様に思わず笑ってしまうが、一方で自らの甘酸っぱい青春時代の記憶をほじくり返される。こんなに油断は禁物のマンガ、他にありません。好きなエピソードはたくさんありすぎますが、今回のドラマ化で中心に取り上げる「上京アフロ田中」の中ではマキとのシーン全てです。

 ――初タッグを組む主演の賀来さんの印象と期待するポイントは?

 賀来賢人さんと最初に顔合わせをした時のこと。アフロ頭になってもらいビジュアルのチェックをしたのですが、あまりのハマりっぷりに、早くもこの作品の成功を確信したことを覚えています。またその際、私の本作に対するこんな演出プランを伝えました。「この作品を見ていただく視聴者の皆さんを『ギャグや顔芸で笑わす』のではなく、不器用がゆえに滑稽(こっけい)に見える田中の行動や感情が、どこか視聴者自らにも思い当たる節があり、思わず笑えてしまう、そんな『ほろ苦い笑い』を誘発させたい」。彼はその時から、私の意図を的確にくんでくれて、その器用で繊細な表現力によって撮影中も全くブレずに、主人公・田中広を演じています。

 ――視聴者へメッセージを。

 長期連載中の原作「アフロ田中」は厄介です。「長いマンガだなぁ」と読んでいると、いつの間にか手が止まらなくなっている。「くだらないなぁ」と笑っていると、いつの間にか泣いている。不器用に恋をし、しかし必死に生きる若者の人生が、大量に振りかけられた「あるある感」と共に真空パックされているのです。こんな最高な原作に出会い、賀来賢人さんはじめ最高のキャストと一緒に作ったら、最高に面白い連続ドラマができてしまいました。ところでこれ、放送していいんですよね、WOWOWさん?

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