女優の小松菜奈さんと門脇麦さんがダブル主演を務める映画「さよならくちびる」(塩田明彦監督、5月31日公開)で、小松さんと門脇さんが演じる劇中ギターデュオ「ハルレオ」がメジャーデビューすることが18日、分かった。5月22日に発売される「ハルレオ」のデビュー盤となるEPには、シンガー・ソングライターの秦基博さんがプロデュースした映画の主題歌「さよならくちびる」、あいみょんさんが作詞・作曲を手掛けた挿入歌「誰にだって訳がある」「たちまち嵐」が収録される。写真家の川島小鳥さんが撮影したEPのジャケット写真、「さよならくちびる」のミュージックビデオ(MV)も公開された。
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映画は塩田監督のオリジナル脚本をベースにした音楽ロードムービー。インディーズの音楽シーンでにわかに話題になった女性2人組のバンド「ハルレオ」。お互いそれぞれの道に歩み出すため解散を決めたレオ(小松さん)とハル(門脇さん)は、バンドのサポートをするシマ(成田凌さん)と共に、解散ツアーとして全国を巡ることに。しかし、3人の思いは交錯し……というストーリー。
MVは、シンガー・ソングライターの米津玄師さんの「Lemon」のMVや、あいみょんさんの「マリーゴールド」のMVを手がけた山田智和さんが監督を務めた。MVには、「ハルレオ」の2人が弾き語りするシーンや、ハルとレオ、シマが楽しげに食事をする場面、ハルとレオが涙を流しながら寄り添う姿などが収められている。
MV撮影後の小松さんらキャストのコメント、秦さん、あいみょんさんのコメントは以下の通り。
映画のタイトルでもある、ハルレオ2人で大切に歌った「さよならくちびる」。MV撮影では、久しぶりに3人で会えてうれしかったです。撮影中はとてもリラックスして、他愛もない話ばかりしていました(笑い)。ぜひ映画と併せて楽しんでもらえたらうれしいです。
映画を撮り終えて以来、久しぶりに3人で集まっての撮影でしたが、映画の中では過ごせなかった3人の穏やかな時間の流れが、心地よくいとおしく幸せな時間でした。撮影中、何度も何度も私たちを支えてくれた「さよならくちびる」を、このような形でお届けできることがうれしいです。映画とMV、それぞれの世界観を楽しんでいただけたらと思います。
映画とは違った空気感もありながら、少しそのにおいは残っている、絶妙な距離感のMVになっていると思います。映画本編の撮影時、カレーを食べるシーンで少し食べ過ぎたので、今回は気をつけよう、とみんなで誓い合ったのがいい思い出です(笑い)。
最初にいただいた脚本に書かれていた「さよならくちびる」という言葉。その言葉を、ハルとレオならどんなふうに歌うのだろうかとイメージしながら詞と曲を書きました。「さよならくちびる」は、小松菜奈さん、門脇麦さんのお二人が演じるハルレオの歌です。ハルレオの声によってだけ、この世界へと放たれる歌なのだと思います。CDデビューということで、映画とともに、この「さよならくちびる」という歌も多くの方に楽しんでいただけたらうれしいです。
「たちまち嵐」「誰にだって訳がある」は、いつまでもハルとレオ2人をつなぐ楽曲たちだと思っています。根拠はないけど、2人はきっと大丈夫だし、全部分かってるわけじゃないけど、そういうことだと思いました。この楽曲たちを歌ってくれてありがとうございます。デビュー、万歳。
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