松田るか:「賭ケグルイ」“皇ちゃん”熱演も視線はその先へ… 手に入れたいのは「普通」

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連続ドラマ「賭ケグルイ season2」と劇場版「映画 賭ケグルイ」で皇伊月を演じている松田るかさん

 人気マンガを実写化した連続ドラマ「賭ケグルイ」(MBS・TBS系)の第2期「賭ケグルイ season2」で、皇伊月(すめらぎ・いつき)を熱演中の松田るかさん。好評だった前作を受けての続編、さらにこの後にはマンガ原作者の河本ほむらさんがシナリオ原案・監修として参加した劇場版「映画 賭ケグルイ」(英勉=はなぶさ・つとむ=監督)の公開(5月3日)が控えている。「1期よりパワーアップした皇ちゃんを見せられたらなって思って撮影に臨んだ」といい、「そのためにも、自分が思っているよりもさらに感情を出そうってことを意識しました」と明かす松田さんに、作品や役への思いに加え、女優としての“その先”についても語ってもらった。

 ◇「賭ケグルイ」の現場は刺激的? “皇ちゃん”は「自分の気持ちを伝えるのが下手」

 原作は、マンガ誌「月刊ガンガンJOKER」(スクウェア・エニックス)で2014年3月から連載中の河本さん作、尚村透さん画の同名マンガ。勉強や運動ではなく駆け引き、読心術、勝負強さなどギャンブルの強さが全てを決める私立百花王学園を舞台に、謎多き転校生・蛇喰夢子(じゃばみ・ゆめこ)の登場で学園の階級制度に異変が起こる……というストーリー。浜辺美波さん主演で、18年にテレビドラマ化された。

 特撮ドラマ「仮面ライダーエグゼイド」のヒロイン役で注目された松田さんは、実写「賭ケグルイ」にテレビドラマ第1期から出演。演じる皇は、夢子(浜辺さん)の前に最初に立ちはだかる生徒会役員として登場するも、ギャンブルであえなく敗退し、生徒会を追放されてしまう。しかし、再び生徒会へ舞い戻るため、夢子の仲間になることをたくらみ出し……という、転んでもただは起きない野心家キャラとして描かれ、松田さんの再現度の高さと共に好評を博してきた。

 実写「賭ケグルイ」は「めちゃくちゃ刺激を受ける場所」だという松田さん。「同世代の、今をときめく俳優陣・女優陣の演技に触れるだけでも刺激的なんですけど、英監督が私たちのアイデアを受け止めて、取り入れていく現場だったので、『なるほどな』とか『そっか、そっっか、そうだよな』となりながら、みんなで作り上げていった感じですね」と振り返る。

 第1期から演じ続けてきた“皇ちゃん”の魅力を聞くと、「ひたすら真っすぐで素直。だから賭けごとにちょっと弱いのかな。でも、そこが皇ちゃんの可愛さであり、良さもあるから、逆に憎めないのかな。あと自分のやりたいこと、欲望には忠実なんですけど、自分の気持ちを伝えるのだけは下手くそ。そこがまた可愛らしい」と愛着心たっぷり。

 ◇劇場版では再びギャンブルに! 撮影では本物の200万をばらまき… 

 ドラマ第2期は終盤を迎え、そんな“皇ちゃん”の存在がクローズアップ。夢子と生徒会会計・豆生田楓(まにゅうだ・かえで、中川大志さん)との公式戦では、勝負の鍵を握る存在となると、夢子の求めに応じて生徒会と決別するだけでなく、豆生田に宣戦布告し、さらに皇は……という展開が用意され、松田さんは迫真の演技を披露している。

 一方、劇場版では、夢子と「非ギャンブル、生徒会への不服従」を掲げる白装束集団「ヴィレッジ」の排除をもくろむ生徒会主催の「生徒代表指名選挙」に参加。再び、ギャンブルへと身を投じていく。

 大企業の令嬢である皇ちゃんが、お金をばらまく“らしい”シーンもあり、撮影では本物の200万円が使用された。「皇ちゃんが自分で稼いだお金ではないから、ばらまけるんだなって思いましたね。実際に200万を手にしたとき、これが自分で稼いだお金だったらやっぱりばらまけないな、用意してもらったお金だからばらまけるんだなって感じて。自分で稼いでないから、あんなに無駄使いができるんだ、皇ちゃんは、なるほどなってなりましたね」としみじみと語っていた。

 ◇女優としての今後 「もう一歩その先の演技を習得しないといけない時期に」…

 ここまで、女優として順調にステップアップしてきたようにも思える松田さんだが、役作りは毎回、試行錯誤。一方で、「役を演じるって、正解がないところが面白い」と感じてるといい、「例えば『普通の人』って言っても、その普通には何通りもあって、絶対これだっていうものはないじゃないですか。『普通って何?』ってことになって、ともすれば、ちょっと哲学の話にもなってしまう。その正解のなさが、夢中になれる部分なのかなって思いますね」といった考えも。

 そういった意味でも、今後は「普通(の人)をやってみたい」と声を弾ませる松田さん。「普通をやるってめちゃくちゃ難しいことだと思っていて。迷ったときに原作ものはヒントがあるし、『賭ケグルイ』に限っていうと、分かりやすいキャラ設定があった。でも私が今後、役者を続けていく上で、普通っていうのは絶対に必要になってくる表現。これからは可愛ければいいってものでもなくなってくるし、だから普通っていうものを手に入れれば、かなり強みになるし、そこは今後の課題と思っています。制服も、永遠に着続けたいけど、正直もうギリ(笑い)。だからもう一歩その先の演技を習得しないといけない時期に差し掛かっているんじゃないのかなって感じているんです」と真摯(しんし)な思いを明かしていた。

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