岡田准一：「白い巨塔」財前五郎役に「やりがい」

　人気グループ「V6」の岡田准一さんがこのほど、東京都内で行われたスペシャルドラマ「白い巨塔」（テレビ朝日系）の会見に登場した。同作は山崎豊子さんが1965年に発表した長編小説（新潮社）が原作で過去に何度もドラマ化された名作。今回、主人公の財前五郎役に挑んだ岡田さんは「ダークヒーローでもある。後輩を追い込んだり、横暴な態度をしたり。今のコンプライアンス時代にそぐわないぐらいの熱さとエネルギッシュさがまぶしく見えてくると思います。精いっぱい駆け足で生きている男の本音がどこにあるのか……。楽しかったです。やりがいを感じていました」と充実した表情を見せた。

ウナギノボリ

解説：新たな“最高峰”を目指したガンプラ　45周年のこだわりとは

　今作は、腹腔（ふくくう）鏡手術のスペシャリストである浪速大医学部第1外科・准教授の財前五郎（岡田さん）が、同大学医学部第1外科・東貞蔵教授（寺尾聰さん）の退官に伴う教授選挙を巡り、後継者となるため工作。欲望が渦巻く教授選は、思いもよらぬ展開を迎える……というストーリーだ。松山ケンイチさん、沢尻エリカさんらも出演し、22～26日に5夜連続で放送される。

　5話分の台本が一気に届いたと明かす岡田さんは「映画に出演することが多く、ドラマは久しぶりにやらせていただきます。台本がドサッとやってきて、大河ドラマを思い出しました」と振り返った。財前役は、これまで田宮二郎さんや唐沢寿明さんが演じてきた。ストーリーについては「前半すごく楽しく、後半は財前が追い込まれていきます」といい、「役が動揺していくと自分の生活も動揺していき（演じていて）大変でした（笑い）。しんどかったけど楽しかった」と明かした。

　さらに、ドラマについて「上昇志向の塊で、仲間や会社を敵に回して戦ってでも、権力を手に入れてやろうという強い男が、（視聴者に）どう映るのかというのが、すごく大事」と、力強く語った。

　ドラマはテレビ朝日の開局60周年を記念した大型ドラマスペシャルとして、22～26日に5夜連続で各日午後9時から放送。