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竜星涼:“水商売”教える学校の教師役で「頼られても困る」? 理想像は…

テレビ
5月にスタートする連続ドラマ「都立水商!~令和~」で主演する竜星涼さん

 俳優の竜星涼さんが主演を務める連続ドラマ「都立水商!~令和~」が、5月5日からスタートする。竜星さんが演じるのは、東京都立水商業高等学校(都立水商)の社会科教師・石綿(いしわた)直樹役で「これまで学生役をずっとやってきたので、先生役の先輩たちも見てきた。いずれは自分も先生役として生徒を持ちたい。役者業の中では憧れ、目標ではありました」と喜びをかみしめる。一方で、水商売のイロハを教えるという特殊な学校で、「(生徒たちに)頼られても困る」と苦笑する。竜星さんに教師役への思い、ドラマの魅力を聞いた。

 ◇念願の教師役に喜び 理想の教師役は…

 「都立水商!~令和~」は、2001年に刊行された室積光さんの小説「都立水商!」(小学館)が原作で、猪熊しのぶさん作画でマンガ化され、06年にはスペシャルドラマも放送された。今回のドラマは、現代の世相と水商売のシステムを反映させたオリジナルストーリー、オリジナルキャラクターで、新感覚の本格学園ドラマとして描く。映画「九月の恋と出会うまで」の山本透さんが監督を務める。

 竜星さんは、17年の連続ドラマ「オトナ高校」(テレビ朝日系)で教師役を演じているが、自分より年上の生徒しかいなかったと振り返る。「やっとちゃんとした若い生徒たちと一緒に作っていける、そういう意味では初めての先生役。水商売を目指す学校の先生として就職してしまったんで、予想とは違ったんですが」と苦笑する。

 理想の教師役はなかったというが「本当にただ生徒たちと同じ目線だったり、友達みたいな目線の先生を描けたら」と、自身の体験から理想像を導き出した。竜星さん自身は「ぎりぎり『(3年B組)金八先生』を見ていた(世代)。反町(隆史)さんがやっていた『GTO』も好きでした」という。自身が学生だった頃を振り返ると「信頼を得る男の先生って、自分と同じ目線で話してくれる友達とか、兄貴みたいなところがある。だからこそ、今回は僕がそういう先生になりたい」と、熱い思いを語った。

 ◇教師になる準備は「いい意味でふがいなく」

 演じる直樹は、元々教師という職業を望んでいたのではなく、「先生」と呼ばれる職業に就くために就職した学校が、たまたま水商売を教える学校だった、という設定。「(役柄の)直樹は、最初教師といえばこんな感じ、と金八先生みたいな熱血教師を思い描いたんだけれど、出鼻をくじかれたんです」と、説明する。そのため、教師役を演じるうえでの準備は「あまりしなかったですね。直樹自体が先生に憧れていたわけじゃなかったので、何もやらず、自分が生徒役をやっている子たちと一緒に成長していければなと思っていました」という。

 逆に「水商売というジャンルなので、そこに関しては、生徒たちの方が知っていることが多いという設定」といい、「いい意味でふがいなくてもいいのかな。『頼られても困る』という立場で」と笑顔で明かした。

 ◇生徒の活気に「僕もこんな風に大人に迷惑かけた」

 実際に教師役として臨んだ教室での撮影は、限られた日数だったというが「みんなすごくまとまりが良かった。若いからこそのエネルギッシュさがあった」と振り返る竜星さん。「僕もこんなふうに大人に迷惑かけてたのかな。まぶしくもあり、忘れていたものを見させてくれたり、いろんな影響をくれました。昔はみんなめちゃくちゃ怒鳴られていたな。最近はそういうの少なくなったな」と笑顔で語り、「物語の中心人物としての先生役で、二十数人くらいの若い生徒たち、その縮図で(演技を)やれるってあんまりないことだと思うので、そういう歳になってきたんだ」と感慨深げに語る。

 教室で“先生”らしいことはできたかというと「基本僕はみんなをまとめるのは苦手。でも楽しんで帰ってもらいたいと思ったので、この作品を楽しんでもらえたらうれしいなという責任感はありました」といい、現場にお菓子の差し入れをしたと明かす。「久しぶりに、駄菓子をたくさん買ったんですけれど、結構懐かしいもんですよね。差し入れをみんなが喜んでくれたのを見て、やってよかったな(と思った)。いい思い出として残ってくれれば」と笑顔を見せた。

 ◇ドラマは意外と普通の学園もの? 「水商売のイメージを変えたい」と意気込み

 同ドラマのオファーを受けた時は「斬新(ざんしん)だなと思いましたね。深夜枠でやるということに納得といいますか、深夜でやったら面白いテイストだよな、とまず思った」という印象だった竜星さんだが「フタを開けてみたら、結構ちゃんと普通の学園もの」といい、「ギャップが売りかな。世間の水商売のイメージを良くしてくれるドラマです。知らないことを学べちゃう、ある種の教科書みたいなことが詰まっている」とその意外な印象を語る。

 水商売へのイメージは「僕は特別そうは思わないですが、いいと思う人はあまりいないのかもしれません。『水商売に就くなら普通の職業にすれば』と言う親が多いような気がします。だからこそ、そういうイメージを変えたい。変えようとしている台本だったと思います」と力を込める。視聴者には「正直、色眼鏡で見てもらっても構わないし、そういう人たちの方がかえってのめり込んでみてくれるかもしれない。でも水商売だからという先入観で、あまり見られないことの方を恐れている。水商売に関心がある方も、ない方も学べる要素があると思うので、とても楽しく熱いドラマとして見てもらえると思います」と、熱く魅力を語っていた。

 ドラマは、MBS・TBSの深夜の「ドラマイズム」枠で放送される。MBSで5月5日から毎週日曜深夜0時50分、TBSで同7日から毎週火曜深夜1時28分に放送。

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