吉岡里帆:「バスキア展」で初の音声ガイド 「とても光栄」

「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」の記者発表会に出席した吉岡里帆さん
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「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」の記者発表会に出席した吉岡里帆さん

 女優の吉岡里帆さんが27日、東京都内で行われた「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」の記者発表会に出席した。同展で自身初となる音声ガイドを務める吉岡さんは「私自身も、音声を聞きながら美術館で楽しむことも多い」といい、「バスキアというとても素晴らしいアーティストの作品で音声ガイドを初めて務めさせていただけますので、とても光栄に思いました」と語った。

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 「バスキアの内面的な魅力や、作品に対するエネルギッシュさが情報として伝わるように、丁寧に声を入れさせていただきたい」と意気込みを明かした吉岡さん。絵の好きな両親の影響もあり、美術館に行くことも多いそうで、「最近は特に現代アートに興味を持っている」とアート好きな一面を告白。「バスキアはとにかくエネルギッシュで、若さ、才能にあふれている方。どの作品を見ても、バスキアにしか描けないもの。個性が膨らんで、あふれているようなエネルギーを感じる。色のコントラストや独特な感性に驚かされる」とバスキアの魅力を語り、「本物を早く近くで見たい」と期待を膨らませていた。

 またバスキア作品の放つ「圧倒的な自由さに憧れを抱いている」と刺激を受けることもあるといい、「自分はこういう人間なんだと、一枚の絵の中にしっかりと表現されている姿には感動しますし、まだお金がなかった時期にドアやガラスに描いたもの、ストリートでのパフォーマンスにも憧れを感じる。自分は自由なんだ、やりたいことをやるんだという姿勢が、とてもかっこいいなと思います」と熱弁していた。
 
 1980年代のアートシーンに彗星(すいせい)のごとく現れ、わずか10年の活動期間に、新たな具象表現的な要素を取り入れた2000点を超すドローイングと1000点以上の絵画作品を残したジャン=ミシェル・バスキア。同展では、それらの作品群より、絵画やドローイングなど約80点を世界各地から集め、バスキアの短い生涯と彼が生きた時代を巡りながら作品を紹介。バスキアと日本との多方面にわたる絆や、日本の文化が創作に及ぼした影響も明らかにする、日本オリジナルで日本初の大規模展となる。ZOZOの前澤友作社長が約123億円で落札した「Untitled」も展示される。

 「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」は、9月21日から11月17日まで東京・森アーツセンターギャラリー(東京都港区)で開催。

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