日本で1993年公開のディズニー人気アニメーション映画を実写化した「アラジン」(ガイ・リッチー監督)が、6月7日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで公開される。原作のストーリーを踏襲しつつ、現代に合わせたアレンジが施された。名曲「ホール・ニュー・ワールド」などが新たなキャストの歌声で披露され、物語の盛り上げに大きく貢献している。
ウナギノボリ
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ダイヤモンドの心を持ちながら貧しい暮らしを送る青年アラジン(メナ・マスードさん)は、アグラバー王国の王女ジャスミン(ナオミ・スコットさん)と運命的な出会いをする。アラジンは王国の乗っ取りを企む国務大臣ジャファー(マーワン・ケンザリさん)の甘言につられ、魔法の洞窟(どうくつ)からランプを探してくることに。そのランプから現れた魔人ジーニー(ウィル・スミスさん)は、アラジンに「三つの願いをかなえてあげる」と言うが……というストーリー。
日本語吹き替え版でアラジンの声を担当するのは俳優の中村倫也さん。ジャスミンを女優の木下晴香さん、ジーニーを声優の山寺宏一さん、ジャファーを俳優の北村一輝さんが担当している。
何といっても心をつかまれたのは、ジャスミンの新しいキャラクター像だ。運命の人の出現を待っているだけのお姫様ではなく、民のための国王を目指す力強い女性として描かれている。そのジャスミンが思いのたけを込めて熱唱する新曲「スピーチレス~心の声」は、胸がすくほどの爽快感と感動を与えてくれる。
ジーニーがラップ調にアレンジされた「フレンド・ライク・ミー」を歌い踊る場面は、ラッパーとしても有名なスミスさんの独壇場。洞窟の中でのショーを見ているようだった。
アニメでおなじみの、魔法のじゅうたんに乗ったアラジンとジャスミンのデートシーンは、実写だけにロマンチックさと臨場感が増し、アトラクションに乗っているような気分を味わえた。アクション満載でハラハラドキドキさせられるランプ争奪シーンや、おなじみの曲「アリ王子のお通り」が流れる絢爛(けんらん)豪華なパレードのシーンなど見どころは満載。キャスト総出で歌い、踊る大団円まで、大いに楽しめること請け合いだ。(りんたいこ/フリーライター)
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