吉七味。:テレビアニメ「賢者の孫」で話題のバーチャルタレントの素顔 ヤバい!デビュー曲語る

「賢者の孫」のエンディングテーマ「圧倒的 Vivid Days」を歌う吉七味。
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「賢者の孫」のエンディングテーマ「圧倒的 Vivid Days」を歌う吉七味。

 バーチャルタレントの吉七味。(よしななみ)が歌うテレビアニメ「賢者の孫」のエンディングテーマ「圧倒的 Vivid Days」を収録したシングルが19日、発売される。吉七味。はエイベックス・ピクチャーズとライブ配信プラットフォーム「SHOWROOM」が合同で開催したオーディションに合格。「賢者の孫」のエンディングアーティストと声優デビューする権利を獲得したことも話題になった。その素顔とは……。

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 ◇自分を表現できるのが歌

 吉七味。は昨年、バーチャルタレントとして活動をスタート。夢は日本武道館(東京都千代田区)でワンマンライブを開催することで、アジアナンバーワンのバーチャルシンガーを目指している。「歌うこともアニメも好きだった」といい、オーディションに参加した。武器の一つである歌について「自信はないのですが、自分を表現できるのが歌。歌の強さを前面に出して、いろいろな表現ができれば」と話す。

 吉七味。が歌う「賢者の孫」のエンディングテーマ「圧倒的 Vivid Days」は、水樹奈々さんの楽曲などを手がける音楽クリエーターチーム「Elements Garden」がプロデュースした。レコーディングはとにかく緊張したという。

 「前日、すごく緊張して、眠れないかも!と思ったけど、すぐに眠りました。水樹奈々さんが大好きなので、Elements Gardenさんが手がける、これはヤバい!と思っていたら、ヤバい曲がきて、ヤバい!ってなりました。語彙(ごい)力が……。曲はアップテンポで、歌っていて楽しくなり、あっという間に歌い終わりました。出だしからアップテンポで徐々に盛り上がる。疾走感があり、アトラクションのような楽曲。ロック!って感じ」。

 ◇恥ずかしくてテレビを直視できず…

 「賢者の孫」では、ミランダ=ウォーレス役の声優デビューも飾った。アフレコは苦戦の連続だった。

 「声優の皆様の偉大さが改めてよく分かりました。皆さんが優しくて、レクチャーしていただいたんです。キャラクターに入り込みすぎて自然な演技ができなかったので、そこを心がけるようにアドバイスをいただきました。ただ、放送を客観的に見ることができないです……」。

 自身が歌ったエンディングテーマも放送されるが、直視できないという。

 「恥ずかしくて、放送中は絶叫して聴かないようにしています。イァァァッーーーー!って叫んでいます。まだ恥ずかしいです。数カ月後くらいにこっそり家で見ると思います。今は無理です。自分の声がテレビから聞こえてくるのが恥ずかしいんです(笑い)」。

 吉七味。は第1、2、3形態があり、活躍中の現在は第3形態だが、第1形態は引きこもりだったという。第1形態時代を引きずっているところもあるといい「かなり社交的になったけど、第1形態の後遺症があり、尾を引いていますね。今後はそのメンタルを乗り越えないと。自分と戦っている最中です」と明かす。

 ◇夢は納豆アンバサダー

 7月6日には、ソフマップAKIBA4号店 アミューズメント館(東京都千代田区)で「圧倒的 Vivid Days」の発売記念イベントが開催される。イベントではライブも行われる予定だ。これまで人前で歌ったのは、3月に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された国内最大級のアニメ展示会「AnimeJapan(アニメジャパン)2019」のみで、「普段は配信は緊張しないのですが、人がいるのが伝わると緊張します。生の臨場感を楽しんでいただければ」と話す。

 「いっぱいライブがしたいです! あとは納豆が好きなので、納豆のアンバサダーをしてみたいです。からあげクンも好き。ぜひ、コラボしたいです!」とアピールする吉七味。。武器である歌、引きこもりだった過去などの個性を生かして、幅広い活躍を見せてくれそうだ。

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