パーフェクトワールド:山本美月、「鮎川君がいいです」とキッパリ ヒロと一緒は楽だが「それって恋愛じゃない」

連続ドラマ「パーフェクトワールド」で川奈つぐみを演じる山本美月さん=カンテレ提供
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連続ドラマ「パーフェクトワールド」で川奈つぐみを演じる山本美月さん=カンテレ提供

 俳優の松坂桃李さんが主演を務める連続ドラマ「パーフェクトワールド」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)の第9話が6月18日、放送される。11日放送の第8話では、鮎川樹(松坂さん)と川奈つぐみ(山本さん)は自分たちの意思で再会し、樹が「後悔があるんだ」と言いかけたところで物語は終わった。第9話を前に、初恋の樹と幼なじみの是枝(瀬戸康史さん)との間で揺れ動く、つぐみを演じる山本さんに話を聞いた。

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 ドラマは、2014年から有賀リエさんが女性向けマンガ誌「Kiss」(講談社)で連載中のマンガが原作。大学時代に事故に遭い、脊髄(せきずい)損傷で下半身不随になった建築士・鮎川樹と、高校時代の同級生・川奈つぐみとの純愛ストーリーを描いている。

 山本さんは「鮎川君との恋愛と、ヒロ(是枝)との恋愛、それぞれに応援してくれる方がたくさんいると思います。心の中で鮎川君を消せないまま、誠実にヒロと向き合うのは難しかったです(笑い)」と振り返り、「ヒロとつぐみは似ている部分があって……。つぐみが鮎川君のことを思う気持ちと、ヒロがつぐみのことを好きで諦めないって思ってくれる気持ちが重なって、つぐみはプロポーズを受けたんだと思います」とコメント。

 ドラマスタート当初、「鮎川派か、是枝派か」と聞かれ、悩んだ末に鮎川派と答えていた山本さんだが、改めて聞くと、「鮎川君がいいです」とキッパリ。「前はちょっと迷いましたけど、今はまったく迷わないです。ヒロと居るとひたすらラクなんですけど……、それって恋愛じゃないんだなって気が付いたんです。また、つぐみとヒロみたいに、似た者同士は良き友達にはなっても、恋愛にはならないのかもしれませんね。でもあれだけつぐみを大切にできるヒロは幸せになるべきだな、とは思います」と答えた。

 また、山本さん自身は似ているタイプとの恋愛が良いのか聞くと「私自身は、ちょっと似ている部分も欲しいですがインドア派なので、相手はアウトドア派な方がいいかなと思います。キャンプとかにも行きたい気持ちはあるんですけど、なかなか……(笑い)。なので行動力のある方がいいですね」と明かしていた。

 終盤の見どころは「つぐみに関しては、いろいろな刺激を受けて、人として成長していく過程で自分の本当の気持ちに気付いていくところ。鮎川君に対して“大好き”というキラキラした部分だけではなく、高木夫婦と出会ったり、鮎川君から離れて生活したりすることで、つぐみは“恋は盲目”だけではなくなっていきます。仕事面での成長や、人としての深みに強さが加わるからこそ、鮎川君との関係も新たに生まれ変わっていくと思いますので、そこにも注目していただきたいですね」とコメントしていた。

 第9話は、気持ちに嘘をつけなくなった樹に、静かに怒りをあらわにした是枝が樹の部屋にやってきて……、さらに樹は区切りをつけようと葵(中村ゆりさん)に話を持ちかけるが……という展開。

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