田中圭:劇場版「おっさんずラブ」に手応え 「悔いなし! 全員やり切った!」

映画「劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~」の公開記念イベントに登場した田中圭さん
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映画「劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~」の公開記念イベントに登場した田中圭さん

 俳優の田中圭さんが7月9日、東京都内で開催された連続ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)の劇場版「劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~」(瑠東東一郎監督、8月23日公開)の公開を記念した「連続ドラマイッキ見上映会」に出席。主人公の“はるたん”こと春田創一役の田中さんは「悔いが全くない。キャスト全員がやり切っている。これ以上、今の僕たちには絶対に作れないというところまでやった。僕らの思いは絶対に届くと思う」と力強く劇場版の手応えを語った。

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 割れんばかりの大歓声で迎えられた田中さんは「すごくたくさんの方に愛していただける作品になった」と客席を見渡し、「それを十分に分かった上で『連ドラを超えるぞ、そうじゃないとやる意味がない』というところから始めて、プレッシャーや不安もたくさんあった」と告白。「やってみると、たぶんですが、できちゃいました」と笑顔を見せた。

 この日は、7月10日に35歳の誕生日を迎える田中さんのサプライズ誕生日祝いも実施。連続ドラマに登場した“はるたん弁当”を再現した誕生日ケーキが登場し、これには田中さんも「うわー、すげえ!」と満面の笑みで、ケーキにさっそくかぶりつく一幕も。会場も一体となって「ハッピーバースデー、はるたん!」と大合唱すると、田中さんは「ありがとうございます」と喜びをかみしめていた。

 35歳の抱負を語り始めると、「『おっさんずラブ』の現場で、みんなから学んだことが本当にたくさんある」と、「おっさんずラブ」への愛があふれ出した田中さん。「自分一人でできることは、たかが知れていて。みんなでやると、何倍も何倍も作品が膨らんでいったりする」と振り返り、「『すべての現場がこうあるべきだ』と思うくらい、僕は『おっさんずラブ』の現場が好き。違う作品でも、そういう現場を目指してやっています。それがずっと目標です」と大きな転機となったことを打ち明けた。

 さらに「『おっさんずラブ』の世界には悪意がない。スタッフ、キャスト、完成作もそうだと思う。悪意がないものってすてきだなと思う」と続け、「35歳の目標は、変わらず『おっさんずラブ』で学んだことを、少しずつでも広げていかないとということ」と気を引き締めていた。イベントには、瑠東監督も出席した。

 「おっさんずラブ」は、田中さん演じる女好きだけどモテない独身男子・春田が、ルームシェアをすることになったイケメン後輩男子・牧(林遣都さん)と、乙女心を持つ有能な黒澤部長(吉田鋼太郎さん)という2人の男性に愛の告白をされ、未曽有のモテ期に突入する……というラブストーリー。

 劇場版は、「前代未聞の五角関係“おっさんのラブ・バトルロワイアル”」が開幕し、熱い恋の火花を散らす。沢村一樹さんが、天空不動産で新たに発足したプロジェクトチームのリーダーで春田たちの前に立ちふさがる強敵・狸穴迅、志尊淳さんが春田が所属する天空不動産第2営業所に配属されたキラキラネームの陽気な新入社員・山田正義(ジャスティス)を演じる。

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