女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第16週「なつよ、恋の季節が来た」(7月15~20日)の週間平均視聴率が20.4%(ビデオリサーチ調べから算出、関東地区)だったことが7月22日、分かった。ドラマの放送開始からここまで、一度も20%の大台を割ることなく、好調を維持している。
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第16週では、演出の坂場(中川大志さん)の強いこだわりに振り回されつつも、なつ(広瀬さん)たちの短編映画作りは完成に向かって突き進んでいく。そんな中、夕見子(福地桃子さん)が恋人の高山(須藤蓮さん)と一緒に北海道から上京。周囲の学生たちに影響を受けた夕見子は、大学を辞め、高山と一緒に新生活を東京で始めるという。なつは、夕見子との約束を破って、十勝にいる富士子(松嶋菜々子さん)に電話で相談してしまう。数日後、夕見子を説得しにやって来たのは、あの男で……という展開だった。
「なつぞら」は節目となる100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びるものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎、妹・千遥と別れ、父の戦友だった柴田剛男に一人引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の義父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。
高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリーが展開する。全156回を予定。
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