注目映画紹介:「ペット2」ペットたちの冒険がスケールアップ 吹き替え版はバナナマン、佐藤栞里らが続投 宮野真守が加入

劇場版アニメ「ペット2」の場面写真 (C)Universal Studios.
1 / 6
劇場版アニメ「ペット2」の場面写真 (C)Universal Studios.

 アニメスタジオ「イルミネーション」の最新作「ペット2」(クリス・ルノー監督)が、7月26日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで公開される。飼い主の留守中のペットの行動をコミカルに描き出した前作「ペット」(2016年)から冒険がスケールアップ。三つの物語が展開し、大騒動に集約されていく。オリジナル版では、名優ハリソン・フォードさんが農場犬ルースター役で、アニメーション映画初の声の出演をした。

あなたにオススメ

 米ニューヨークのマンハッタンに住むケイティ(エリー・ケンパーさん)のペット、テリア系のマックス(パットン・オズワルトさん)と相棒の大型犬のデューク(エリック・ストーンストリートさん)の冒険から3年。ケイティが結婚し、可愛い赤ちゃんリアムが誕生した。しばらくして一家は牧場へと家族旅行へ出かける。

 そこで2匹は厳格な農場犬ルースター(フォードさん)と出会う。留守中にマックスからおもちゃを預けられたギジェット(ジェニー・スレイトさん)はうっかり、猫屋敷に落としてしまう。飼い主に捨てられた元ペット軍団リーダー、うさぎのスノーボール(ケビン・ハートさん)は、スーパーヒーローになり切って、悪徳サーカス団を相手に危険な救出劇に向かう……。

 日本語吹き替え版は前作同様、マックスとデュークの声にお笑いコンビ「バナナマン」の設楽統さんと日村勇紀さん。ほかに佐藤栞里さん、永作博美さん、沢城みゆきさん、梶裕貴さん、中尾隆聖さんが続投。新キャラクターとして、悪徳サーカス団長セルゲイ役に宮野真守さん。ルースター役に内藤剛志さん。シーズー犬のデイジー役を伊藤沙莉さんが声優初挑戦で演じた。

 マックスとデュークは大都会を飛び出して、牧場暮らしを体験。マックスは農場犬ルースターに憧れ、ちょっぴり野性を目覚めさせ、勇気ある行動に出る。その間、ギジェットとスノーボールの大騒動が並行してつづられ、これまた、勇気なしには成し遂げられないような危険が迫る。そこに、マックスとデュークがどうからんでいくのか。おなじみのキャラクターだけでなく、農場やサーカス団など、さまざまな動物たちが登場し、盛りだくさんで楽しい。 

 前作同様、脚本をブライアン・リンチさんが担当。音楽は映画音楽の巨匠アレクサンドル・デスプラさん。日本版イメージソングは木村カエラさん。日本でだけ、ミニオンの新作短編「ミニオンのキャンプで爆笑大バトル」が同時上映される。(キョーコ/フリーライター)

写真を見る全 6 枚

アニメ 最新記事