広瀬すず:「この世界の片隅に」片渕監督らとNスペ「あちこちのすずさん」出演 

「NHKスペシャル #あちこちのすずさん ~戦争中の暮らしの記憶~」に出演が決まった広瀬すずさん
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「NHKスペシャル #あちこちのすずさん ~戦争中の暮らしの記憶~」に出演が決まった広瀬すずさん

 女優の広瀬すずさんが、8月10日に放送される番組「NHKスペシャル #あちこちのすずさん ~戦争中の暮らしの記憶~」に出演することが7月27日、明らかになった。

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 番組は、劇場版アニメ「この世界の片隅に」(片渕須直監督)の主人公・すずさんのように、厳しい時代を懸命に生き抜いた庶民の暮らしを取り上げ、アニメーションやイラストで再現し、「すずさんたちの青春」をよみがえらせるという内容。「この世界の片隅に」の片渕監督、人気グループ「Hey! Say! JUMP」の八乙女光さん、伊野尾慧さん、お笑いコンビ「千原兄弟」の千原ジュニアさんも出演。NHKの連続テレビ小説「なつぞら」で広瀬さんと共演している松嶋菜々子さんが、アニメ部分の朗読を担当していることも発表された。

 広瀬さんは「戦争を題材にした番組には、以前から興味はあったものの、見るとつらい気持ちのまま終わってしまう印象がありました。けれど、今回の番組の概要を聞いて、例えば女性たちが工夫をして戦争中でもパーマをかけていたというエピソードなどを知り、意外な驚きがありました」と明かす。

 また「私たちの世代にとって、戦争はどうしても『イメージ』でしかないところがあるのですが、今回の番組では全国あちこちにいた『すずさん』の日常のエピソードがたくさん寄せられているということなので、例えば、ごはんが炊けた匂いでおいしそうだなーとおなかをすかせたり、おいもがホクホクにふかせてうれしくなったり、そういった日常の小さな幸せとか感動を『感覚』として、当時の『すずさん』たちと共有したいと思っています」と語っている。

 春日真人チーフプロデューサーは「『なつぞら』で戦後をたくましく生きた女性を演じ、日本中に元気をくださっている広瀬さん。戦争は二度とあってはならない悲惨な出来事ですが、その中で青春を過ごした“あちこちのすずさん”の生き様に共感し、戦争を知るきっかけにしてもらうために、その存在は欠かせないと考えました」とコメントしている。

 NHK総合で8月10日午後9時~同50分に放送される。

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