木村多江:岡田将生に「捨てられた子犬みたい。可愛らしい」

会見に登場した(左から)益岡徹さん、岡田将生さん、木村多江さん
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会見に登場した(左から)益岡徹さん、岡田将生さん、木村多江さん

 俳優の岡田将生さんが8月1日、東京都内で行われた舞台「ブラッケン・ムーア ~荒地の亡霊~」の初日前日の囲み取材に、木村多江さん、益岡徹さんと登場。岡田さんの印象を聞かれた木村さんが、「結構悪い役をやっているのを拝見して、ちょっと怖いのかなと思ったら、雨に濡れた捨てられた子犬みたい。可愛らしい」と評すると、隣で聞いていた岡田さんは、「そんな……」と苦笑い。すると木村さんは、「(岡田さんは)忙しいのに、すごく誠実に真面目に取り組んでらっしゃると思って、触発されて一生懸命せりふ入れなきゃと思った」と感心していた。

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 そんな木村さんが、「明日初日なんですけど、まだ一回もちゃんとうまくできたことがないので不安でいっぱい」と打ち明けると、「そんなことないです」と岡田さんがすかさずフォロー。聞いていた木村さんは、「こうやって守ってくださる。みんなゲラ(笑い上戸)で、すぐ吹き出しちゃう。(岡田さんは)倒れているシーンでカクンとなって、『あれ寝てるのかな?』って(笑い)」と“いじる”と、岡田さんは「ちょっと待ってください! 全然お互い守り合ってないじゃないですか。すごい攻めちゃってる」と再び苦笑いを浮かべていた。

 今作は日本初演となることについて岡田さんは、「いろいろ考えるとプレッシャーも感じてしまうので、今回は演出家の上村(聡史)さんについていこうという気持ちと、上村さんに演劇というものを教えてもらいたいという気持ちで関わらせてもらっているので、初演とか最初とかをあまり意識しないようにしました」とコメント。「1カ月学んできたことを100%でお客さんに届けたい」と意気込んでいた。

 「ブラッケン・ムーア ~荒地の亡霊~」は、ローレンス・オリヴィエ賞を受賞したイギリスの劇作家のアレクシ・ケイ・キャンベルさんによるサスペンスドラマの日本初演版。10年前に事故で息子を亡くした夫婦のもとに、かつて息子の親友だった青年とその父母が訪れ宿泊することになり、その夜から青年は息子の亡霊に取り憑(つ)かれうなされるようになる……というストーリー。

 プレビュー公演が北千住シアター1010(東京都足立区)で8月2~4日、東京公演がシアタークリエ(東京都千代田区)で8月14~27日まで行われるほか、長野県県民文化会館(長野市)で同6日、日本特殊陶業市民会館(名古屋市中区)で同8、9日、静岡市清水文化会館(静岡市清水区)で同11日、梅田芸術劇場(大阪市北区)で同30日~9月1日に上演される。

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