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ONE PIECE:田中真弓 ルフィ役は「人生」 20年演じ「構えることは何もない」

アニメ マンガ
アニメ「ONE PIECE」でルフィの声優を務める(左から)古谷徹さん、田中真弓さん、大場真人さん

 尾田栄一郎さんの人気マンガが原作のアニメ「ONE PIECE(ワンピース)」(フジテレビほか)の劇場版最新作「ONE PIECE STAMPEDE(スタンピード)」(大塚隆史監督)が公開中だ。テレビアニメの放送開始20周年記念作で、主人公のルフィを20年にわたり演じ続けている声優の田中真弓さんは、ルフィを演じることは「人生が入っちゃっている感じです」といい、「構えることは何もない。長く続けられたから、そうなったんじゃないか」と語る。田中さんと、サボ役の古谷徹さん、スモーカー役の大場真人さんに作品への思いを聞いた。

 ◇田中真弓はルフィと一体化? 「思ったことは言っちゃう」

 「ONE PIECE」は、手足などがゴムのように伸びる麦わら帽子の青年・ルフィが、海賊王を目指して仲間と共に大海原を冒険する姿を描いたマンガ。1997年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載がスタートし、1999年からテレビアニメが放送されている。ハリウッドで、実写ドラマ化されることも話題になっている。

 今回の劇場版では、「海賊の、海賊による、海賊のための世界一の祭典 海賊万博」が開催される。華やかなパビリオンが建ち並ぶ島に、麦わらの一味や最悪の世代をはじめとする世界中の海賊たちが集結。海賊万博の目玉イベントは「海賊王(ロジャー)の遺(のこ)した宝探し」で、海賊たちによるお宝争奪戦が繰り広げられる。

 1999年のテレビアニメ放送スタートから、ルフィ役として物語の中心に立ち続けている田中さん。「苦労もあるのでは?」と聞くと、「全然自然です。構えることは何もない感じですよ。長く続けられたから、そうなるんじゃないですか。短い作品では、なかなかそうはなっていけない。人生が入っちゃっている感じですよね」と語る。

 古谷さんはルフィを演じる田中さんについて「完全にルフィと一体化しているもんね。元々素養として、真弓さんもすごくピュアだし、やんちゃだし、型破りなところがあるので(笑い)。本当オーバーラップしますよ」と笑顔を見せる。

 田中さんも自身とルフィが「似ている」という。「私自身も、『この場はこう言った方がいいんだろうな』ということを考えなくて、人生失敗することがいっぱいあった。思ったことを言っちゃって、人間関係に失敗しちゃったこともあって、『学ばないな』『いい年して』と考えたこともあったんです」と振り返る。

 それがルフィを演じることで「『あれ、もしかしてこのままでいいんじゃないか。この人もそうだから』と思うようになった。言う前に気付いたほうがもちろんいいのかもしれないけど、言っちゃった後で反省したら、『ごめんね』って言えばいいや。全てその時のことでいいかなと。そういう意味では、ルフィにちょっと似ているというか、似てきた」と話す。

 そんな存在のルフィを演じる上で「作らないし、作っていない」と田中さん。今後、続いていくストーリーについても「この人(ルフィ)が知りたくないと思っているのと同じように、私も先の話は聞きたくない。今が楽しいから、先のことは別にって」と語った。

 ◇「海賊王に俺はなる」に違いが? 拳ぶつけるシーンに費やすエネルギー

 劇場版では、海賊万博を舞台に過去に登場した多くのキャラクターが一挙に集結することも話題となっている。また、強大な敵として登場するダグラス・バレットを倒すべく、ルフィら海賊や海軍、革命軍、王下七武海、世界政府が集結する“奇跡の共同戦線”が発足する様子も描かれる。ルフィ、ロー、バギー、ハンコック、スモーカー、サボ、ルッチというオールスターの共闘が見られるという。

 田中さんは、劇場版のストーリーを知り、「びっくりしましたし、心配にもなりました。会ってはいけない人たちがいっぱい出てくる。これは大丈夫か?と。今は興奮していますけど」と話す。大場さんは「この人だけで映画の半分ぐらい持って行けるだろうというような人たちが何十人も出てくる」といい、古谷さんは「強くて個性的で魅力的なヒーロー、ヒロインたちがルフィをバックアップして、みんなで一緒に戦うという。すごくワクワクするお話」と声を弾ませる。

 大場さんは、今回の敵、ダグラス・バレットの強さを「もうやられただろうと思っても倒れない。本当に強い」と表現。古谷さんも「普通だと、ルフィがだんだん進化しながら最後にはやっつけるじゃないですか。でも今回は、それじゃ無理なんだ。だから、ルフィを敬愛する仲間たちが、それぞれに違う目的はあるんだけど、ルフィのために一致団結する」と話す。

 ルフィが敵を倒すべく拳を繰り出すシーンがあるといい、田中さんは「毎回そういうシーンがあるんですけど、(台本の)何ページ分か『ぬぉーー』って言い続けるんです」と話す。アフレコでも最もエネルギーを使うシーンだったという。

 今回もルフィのキメぜりふ「海賊王に俺はなる」が登場する。このせりふについて、「もちろん定番の言い方もあるのですが、ちょっとテンションの違う『海賊王に俺はなる』もある。それは、何度も言っているせりふだから面白いです」と明かす。「ストーリーの中で、ルフィが向かい合っている相手から『海賊王』というワードが出てきた時に、『ん? 今何て言った……?』という。『海賊王は俺のものだ』というテンションの時は、定番の言い方とは違ってくる」と語る。

 最後に田中さんは劇場版について「ONE PIECEファンの皆様は本当に楽しめると思います。会いたい人に会えるし。お楽しみに」とアピール。古谷さんは「今回も笑って泣ける作品になっています」、大場さんは「まさか、まさかの人が現れたりして……。絶対面白いです」とメッセージを送った。

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