俳優の阿部サダヲさんが、堤真一さんと岡村隆史さんがダブル主演する映画「決算!忠臣蔵」(中村義洋監督、11月22日公開)で、赤穂藩藩主の浅野内匠頭(あさの・たくみのかみ)を演じていることが分かった。大石内蔵助(おおいし・くらのすけ)役の堤さんとは、「舞妓Haaaan!!!」(2007年)以来、約12年ぶりの共演となる。
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浅野内匠頭は、“濁ったものを清くする”ことがモットーの一本気な性格がゆえに、賄賂まみれの吉良上野介に江戸城で斬りかかり、即日切腹。その結果、藩はお取り潰しとなり、残された赤穂浪士たちがあだ討ちのため、吉良邸へ討ち入りをすることとなる。いわば、忠臣蔵の物語の全てのきっかけを作った人物。
中村監督とは「奇跡のリンゴ」(2013年)、「殿、利息でござる!」(2016年)でタッグを組んでいる阿部さんは「中村組に参加させていただくのは今回で3作目なのですが、なぜか毎回『真面目な人』役をいただきます。今回の浅野内匠頭もすごいです。中村組に少しでも参加できてうれしかったです! でもその少しが皆さんを大変なことに巻き込んでしまうんですよね。すみません、切腹してしまったので知りませんが。面白いです『中村組忠臣蔵』」とコメントしている。
一方、中村監督は「今回の忠臣蔵での浅野内匠頭は、狂気をはらんだいちずさが必要でした。そうなるとサダヲさんしか思い浮かばなかったんですが、大河(『いだてん』)主演ですし、こちらの撮影は京都ですし、無理かなあと思っていたところ、何とか調整していただきご出演がかないました。朝イチ、本気の『この間の遺恨、覚えたるかー!』という、障子紙が震えるほどの怒声を聞いたら、やっていただけて本当に良かったと思うと同時に、これは是が非でも討ち入りしなきゃなと、スタッフ一同、四十七士のような感慨を抱いたものです」と話している。
映画は、山本博文・東京大学大学院教授の著書「『忠臣蔵』の決算書」(新潮新書)が原作で、予算と関西弁を切り口とした忠臣蔵の物語。主君・浅野内匠頭の仇(かたき)を討つため、上限予算9500万円以内でなんとか討ち入りするべく、「これなんぼ?」が口癖の内蔵助ら赤穂浪士の姿を描く。時代劇初挑戦の岡村さんは、内蔵助を支える貧乏なそろばん侍・矢頭長助(やとう・ちょうすけ)を演じ、妻夫木聡さん、竹内結子さん、石原さとみさん、千葉雄大さんらも出演する。
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