眞栄田郷敦:「ノーサイド・ゲーム」期待の新人 真剣佑の弟は努力家 「日曜劇場」からブレークか?

連続ドラマ「ノーサイド・ゲーム」で七尾圭太を演じている眞栄田郷敦さん(C)TBS
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連続ドラマ「ノーサイド・ゲーム」で七尾圭太を演じている眞栄田郷敦さん(C)TBS

 俳優の大泉洋さんが、TBS系のドラマ枠「日曜劇場」(日曜午後9時)で主演を務める連続ドラマ「ノーサイド・ゲーム」で、低迷中のラグビーチーム「アストロズ」の期待の新人、七尾圭太を好演している眞栄田郷敦(まえだ・ごうどん)さん。8月18日放送の第6話で描かれた紅白戦で、七尾役としてキックパスやドロップゴールを3連続で決めるなど、華麗なプレーを連発。SNSでは「カッコよすぎ!」「期待の新人登場」という興奮の声が多く上がった。俳優の千葉真一さんを父、新田真剣佑さんを兄に持つ眞栄田さんとはどんな人物なのか……。

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 ◇銀幕デビュー作ではギターを猛練習

 眞栄田さんは、2000年1月9日生まれの19歳で米ロサンゼルス出身。身長は183センチ。特技はバスケットボール、空手、サックス演奏など。2018年に芸能界入りをした。

 眞栄田さんは、俳優デビュー作となった今年5月に公開された映画「小さな恋のうた」(橋本光二郎監督)の完成報告記者会見で、新田さんから、俳優への挑戦について「『一回、やってみな。それで決めな』って。背中を押していただいた」と明かした。さらに、千葉さんからは「ホン(脚本)読みも一緒にしてもらったり、現場にも一度来てもらったり、細かいアドバイスもいただきました」と“芸能一家”ならではのエピソードを語っていた。

 劇中では、バンドのメンバーを演じた眞栄田さん。他キャストと同様に楽器演奏は未経験からのチャレンジで、眞栄田さんは担当のギターをクランクインの半年前から練習したという。「みんな同じスタートラインなので、『そこだけは負けたくない』という気持ちで臨んでいました」と負けず嫌いな一面ものぞかせていた。

 俳優としての目標を聞かれたインタビューでは「役者としてというより、人として大事なことはずっと守っていきたいなと思います。役者としては、『なんでもできる、なんでもやれる、やるために努力する人間』になりたい」と回答していた。

 ◇体重15キロ増で3回オーディション

 眞栄田さんは「ノーサイド・ゲーム」が連続ドラマ初出演作となった。演じている七尾は、大学卒業でラグビーも辞め“普通の生活”を送ろうと「トキワ自動車」に入社したが、「アストロズ」のゼネラルマネジャーを務める主人公・君嶋隼人(大泉さん)との出会いがきっかけで「アストロズ」の仲間入りを果たした。

 七尾を演じるために約3カ月で15キロも体重を増やし、3回ほどのオーディションを経てこの役を射止めた眞栄田さんは「この作品に携わりたい!という気持ちが強くて、体作りやお芝居で自分をこの役に近づけられるよう精いっぱい努力した」とコメント。「七尾は物語全体を動かす役どころ」として、「『この作品で日本中を元気にする!』という熱い思いをもって役を演じていきたい」と意気込みを語っていた。

 ◇かつて「ルーズヴェルト・ゲーム」では工藤阿須加が…

 「ノーサイド・ゲーム」は、「半沢直樹シリーズ」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」などの人気作家・池井戸潤さんの同名小説(ダイヤモンド社)が原作。池井戸さん原作の「日曜劇場」で企業とスポーツが題材とくれば「ルーズヴェルト・ゲーム」(2014年)、「陸王」(2017年)などが思い浮かぶ。中でも「ルーズヴェルト・ゲーム」では、当時まだ知名度の低かった俳優の工藤阿須加さんが、約100人の応募者からオーディションで社会人野球チームのピッチャー沖原和也役を射止め、熱演して大きな反響を呼んだ。

 ドラマのキーパーソンとなる七尾役の眞栄田さんにも、視聴者から「頑張って!」「将来が期待の俳優」「演技次第では兄を越える逸材」といった声が上がっている。努力家の眞栄田さんも、工藤さん同様に「日曜劇場」で一回り大きな俳優になることができるのか、注目だ。

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