蒼井翔太:人気声優が連ドラ初出演 アニメと実写の演技の違い「違和感に気づけたことが自信に」

連続ドラマ「REAL⇔FAKE」に出演する蒼井翔太さん
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連続ドラマ「REAL⇔FAKE」に出演する蒼井翔太さん

 人気声優の蒼井翔太さんが、9月1日から順次放送される連続ドラマ「REAL⇔FAKE」(MBS・TBS)に出演する。蒼井さんは今回が連続ドラマ初挑戦。天使と呼ばれている人気アーティストで、突然失踪する謎多き歌姫・朱音(あかね)を演じる。出演について「とても光栄に思いました。2019年はお仕事のチャレンジが多いので、その一つとして、ドラマの分野に足を踏み出させていただけることにドキドキしています」と意気込む蒼井さんに、現在の心境や実写での演技の苦労について聞いた。

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 ドラマは、天使の歌声を持つ歌姫・朱音(蒼井さん)が、所属事務所の垣根を越え、俳優やアイドル、歌手など各界のスターたちが一同にそろうタレントユニット「Stellar CROWNS(ステラクラウンズ)」プロジェクトに加入し、活動の幅を広げようとしていた矢先に失踪するところからスタート。失踪の原因についてさまざまな憶測が飛び交う中、朱音の所属事務所社長のもとに「犯人はプロジェクトメンバーの中にいる」と書かれた一通の怪文書が届く……という展開。

 社長の依頼を受け、プロジェクトのドキュメントムービーの撮影を口実に、犯人捜しを始めるフリーの映像ディレクター・守屋英俊を染谷俊之さんが演じるほか、プロジェクトメンバーとして、2.5次元舞台などで活躍する荒牧慶彦さん、植田圭輔さん、小澤廉さん、佐藤流司さん、松村龍之介さん、和田雅成さんが出演する。

 蒼井さんは、これまでイベントなどのステージで自身の担当するキャラクターを演じたり、音楽活動の中で映像作品に実写で登場するなど自身が登場して演技したこともあったが、ドラマで役を演じることは「いまだかつてなかったし、ちょっと自分としても勇気のいることでした」とオファー時を振り返る。だが、「出演者の方々に、何度かご縁があって共演させていただいた方もいて、すごく安心して飛び込むことができた」という。

 演じる朱音は「国民的歌姫」であり、突然失踪してしまうという難役だ。「生きていて、大切な家族だったり大切なものだったり気持ちだったりを確認したいときもあれば、不安になって自暴自棄になったりもする。いろんな感情が渦巻いて(失踪という)行動に出ると思うんです」とその気持ちを代弁。朱音が失踪した「真相をドラマでぜひ皆さんに見ていただきたい」と力を込める。

 普段は声優として活躍する蒼井さんだが、アニメとドラマの演技の違いを聞くと「朱音という自分の役を、キャラクターとして演じてしまっているのではないか。どうしても(声優のように)マイクの前に立っているときのような大げさな演技をしてしまうときがある。実写ですから、もうちょっとナチュラルに演技ができたら」と感覚の違いを明かす。

 特に自身が難しいと感じてしまうのは語尾だといい、「普通に話していて、『こんなに語尾は上げないよな』とか、ほんのちょっとのところで、ドラマ向きの演技とは違うと思ってしまいました」と離す。「シーンを撮り終えて、1回カットが入って『違うな』と思ったり。そういうときは、監督にも『もっとナチュラルでいいよ』と言われたこともありました」とアニメと実写の演技の違いに苦戦している様子だが、「自分で(違和感に)気づけたことで自信が持てました」とあくまで初のドラマ出演に前向きだった。

 ドラマは、MBSで9月1日から毎週日曜深夜0時50分、TBSで9月3日から毎週火曜深夜1時28分(初回は深夜1時30分)に放送される。

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