ミリオンジョー:キスマイ北山主演ドラマに“仮面ライダーグリス”武田航平、永野、草刈麻有ら出演

連続ドラマ「ミリオンジョー」に出演する武田航平さん(上段中央)ら (C)「ミリオンジョー」製作委員会
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連続ドラマ「ミリオンジョー」に出演する武田航平さん(上段中央)ら (C)「ミリオンジョー」製作委員会

 人気グループ「Kis-My-Ft2(キスマイフットツー)」の北山宏光さんが主演を務める10月期の連続ドラマ「ミリオンジョー」(テレビ東京系、水曜深夜1時35分)に、特撮ドラマ「仮面ライダービルド」の猿渡一海/仮面ライダーグリス役で知られる武田航平さんが出演することが9月12日、明らかになった。武田さんは、北山さん演じる国民的大ヒットマンガ「ミリオンジョー」の担当編集者・呉井聡市と同期で同じ「週刊少年グローリー」編集部の石田を演じる。

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 ドラマは、作・十口了至さん、画・市丸いろはさんの同名マンガが原作。「ミリオンジョー」の作者・真加田が急死し、呉井とアシスタントが“なりすまし連載”を続けようとする中、さまざまなピンチに見舞われる……というストーリー。萩原聖人さんが真加田のチーフアシスタント・寺師良太、今泉佑唯さんが「ミリオンジョー」の大ファンで真加田と結婚するためにマンガ家になった森秋麻衣を演じることが発表されている。監督は「侠飯~おとこめし~」「アリーキャット」の榊英雄さんと「天 天和通りの快男児」の柴田啓佑さん、脚本は「天 天和通りの快男児」「ミス・シャーロック」「絶対正義」の政池洋佑さんが務める。

 今回新たに武田さんのほか、見かけによらず料理が得意な呉井の友人・岸本薫役に深水元基さん、物語の大きな鍵を握ることになる岸本の知人のニート・佐藤宏治役に永野さん、「ミリオンジョー」の作者・真加田恒夫役に三浦誠己さん。さらに、「トライゼッタ」を連載中のマンガ家・本杉テツヤ役に岡田浩暉さん、「ミリオンジョー」ファンのタクシー運転手役に木下ほうかさん、呉井の旧友で「少年キックス」で「ファンタジス太」を連載中のマンガ家・小川アヤカ役に草刈麻有さん、少年のころに呉井が憧れていたマンガ「マジックスターズ」の作者・甲野晃役に渡辺裕之さん、「週刊少年グローリー」副編集長の左子役に津田寛治さん、編集長の橋爪文彦役に菅原大吉さんが出演する。

 また、金髪の北山さんが真加田の死に直面し動揺している様子を写し出したポスタービジュアルも公開された。

 「ドラマパラビ『ミリオンジョー』」は、テレビ東京で10月9日から毎週水曜深夜1時35分に放送。テレビ愛知は10月12日から毎週土曜深夜1時50分に放送。放送に先駆けて動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で、10月9日午後11時から全話先行配信される。

 今回発表された出演者のコメントは以下の通り。

 ◇深水元基さんのコメント

 1話からトップギアな壮絶な内容! しかも、最後まで飛ばし続けます!後半なんてもう……。出てくる登場人物も曲者だらけです。そんな中、岸本は一番悪そうな外見をしていますが、とても冷静で頼りになるやつです。裏社会の人間なのか? 物騒なことはお任せあれ。榊監督からもワイルドでチャーミングにと言われました。演じていて楽しいキャラです。ドラマが進むにつれ展開を予測したりして楽しんでいただけたらなと思います。

 ◇永野さんのコメント

 スタッフさんには最初に「途中バックレるかもしれません」とお伝えしました。皆様の熱量に引っ張られ、バックレずに撮影できたことを心より感謝致します。佐藤という役柄が持つ正直さは今の世の中むしろすがすがしいと思います。そして何より! 萩原聖人さんの芝居や物語への洞察力を目の当たりにして「役者にはなれない」と痛感しました。皆さん楽しんでください!!

 ◇三浦誠己さんのコメント

 榊英雄監督の愛情満タンの現場に参加できたことをうれしく思っています。熱量が半端ない北山宏光さん、憧れであり尊敬する萩原聖人さんとご一緒できたことがうれしく、心に濃く強く残る日々でした。いやー。展開とスピード感とキャラクターが最高に調和して、最強のドラマになっております。脚本を読んで爆笑したのは久しぶりでした! 見て損なし!

 ◇武田航平さんのコメント

 石田は呉井の同期ということもあり、常に呉井を気にかけています。石田のちょっとした表情の変化や気持ちの変化を見ることで、呉井の条件や状態を知ることができると思います。呉井の良きライバルであり、理解者であるという意識をもって、撮影に挑みました。主演の北山くんとも同い年ということもあり、何か縁を感じています。同期2人のコンビネーションをお楽しみください!

 ◇岡田浩暉さんのコメント

 本杉テツヤというベテランマンガ家を演じさせていただきました。シーン的には少なかったのですが、マンガ制作の世界の根幹にいくつも触れさせていただいたように感じています。担当の石田との関係性もそうですが、特に「うしろめたい気持ちでやっているマンガ家が描くキャラは読者の方を見れない」というせりふはとても興味深く、それはマンガ制作がどれだけメンタルに直結した真剣勝負の世界なのかを垣間見せていただきました。出来上がりはまだ見ていませんが、本作の放送を今からとても楽しみにしております。

 ◇木下ほうかさんのコメント

 監督との出会いは、東京・渋谷の酒場でのケンカでした。内容は覚えていないけど、その後はさかづきを交わすようになり、お互い好きな映画の話ばかりしていました。2人ともなかなか認められず食うや食わずの立場で、不満ばかりもらしていたことが懐かしいです。監督作は短編も含めるとかれこれ7本目の出演です。今回はわずかの出番でしたが、ご覧いただいて何か引っ掛かりを感じてもらえたらうれしいです。北山君も魅力的な演者で、大期待できると付け加えておきます。

 ◇草刈麻有さんのコメント

 原作を読んで、主人公・呉井の行動の中に見える人の欲望や不安、人間の生々しさを感じられる話で、思わず一気に読み終えてしまいました。私の演じた小川アヤカは、芯の強い友達思いの女の子で、サバサバした性格ではっきりものを言う態度には、私自身、共感させられる部分があります。現場はすてきな方ばかりで、雰囲気も和気あいあいとして、楽しくお芝居をさせていただくことができました。視聴者の皆さまの反応が楽しみです。ぜひご覧ください!!

 ◇渡辺裕之さんのコメント

 ストーリー展開がダイナミック! 台本読んでいて思わず声が出たり、ためいきをついたり、引力がすごい。その渦の中に役のキャラクターを投げ入れたら見えてきた。しかも鮮やかに。読んだ時の興奮を200%に増幅して、見てもらえるように楽しんで演じました。

 ◇津田寛治さんのコメント

 原作の中で一番気になったキャラクターが左子でした。左子さんはマンガ大好き少年がそのまま大人になったような人。だけど、ただのオタクではなく、ちゃんと家庭を築き、副編集長という地位も持っている。なのに会社の中では浮きまくった存在で、ただならぬオーラを放ちまくってるオッチャン。あ~、こういうのやりたかったんだよなあ、と思っていたら、なんとやらせていただけることに! 物語の隅っこでビリリッとスパイスを利かせている左子に、ぜひご注目ください!

 ◇菅原大吉さんのコメント

 ジョージ秋山先生「花のよたろう」、赤塚不二夫先生「天才バカボン」、手塚治虫先生「鉄腕アトム」、石ノ森章太郎先生「サイボーグ009」、水木しげる先生「ゲゲゲの鬼太郎」、ちばてつや先生「おれは鉄平」、つのだじろう先生「うしろの百太郎」、白土三平先生「サスケ」、さいとう・たかを先生「無用ノ介」、永島慎二先生「黄色い涙」、つげ義春先生「無能の人」、上村一夫先生「菊坂ホテル」、いがらしみきお先生「ネ暗トピア」、小学生から青年期にかけて数多くのマンガ、劇画に人生を豊かに、楽しく、生きるすべを学び、寂しい時、つらい時、助けていただきました。私の人生の先生の皆さんです。最近久しくマンガから離れている。またマンガの世界へ行ってみよう、そう気づかされた「ミリオンジョー」に感謝。

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