尾野真千子:悪女への“あこがれ”語る 「ドロドロしたものがあればあるほど魅力的」

ドラマ「怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear」(NHK BSプレミアム)の会見に登場した尾野真千子さん
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ドラマ「怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear」(NHK BSプレミアム)の会見に登場した尾野真千子さん

 女優の尾野真千子さんが10月1日、東京都内で行われたプレミアムドラマ「怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear」(NHK BSプレミアム)の会見に登場。尾野さんは自身が演じた、お家乗っ取りを企む悪女・お国について、「分かりたくないけど分かってしまう。(同じ)女だから。分かるが半面、分かりたくないが半面という感じ」と複雑な心境を明かし、「そういうドロドロしたものって、あればあるほど魅力的に見えるのかなって。だから悪女と呼ばれるものが、ちょっとしたあこがれでもあったりする」と理屈抜きに悪女に心引かれてしまうことを語った。

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 「牡丹燈籠」は、落語家の初代三遊亭圓朝による長編落語で、歌舞伎化もされている傑作怪談。恋焦がれて死んだ娘の幽霊が夜ごと愛しい男を訪ねる様子や、お国をはじめ男女の色と欲が交錯する人間ドラマや、20年にわたる壮大な敵討ちに挑む男の姿などを描く。「令和元年版」では、ワイヤアクションや特殊メーク、チャンバラも交え、新たな視点と演出で実写化されている。

 時代劇の悪女ということで尾野さんは、「大変なシーンもあるので、自分の中でもそうですけど、ちょっとでも見えちゃったらどうしよう、この時代にないものが見えたら嫌だからと、ブラジャー着けないで頑張りました(笑い)」とこだわりを説明。そんな努力の甲斐もあり、「怪談をドラマ化というのは近年あまり見ない。面白がってやれそうだなと思って参加させていただき、想像通り楽しかった。できあがりを見て満足しています」と自信に満ちた笑みを浮かべていた。会見には、柄本佑さん、上白石萌音さん、若葉竜也さんも出席した。

 プレミアムドラマ「怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear」は、10月6日から毎週午後10時に放送。第1話のみ30分拡大で79分。全4回。

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