海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
女優の菜々緒さんが出演する連続ドラマ「4分間のマリーゴールド」(TBS系、金曜午後10時)の絵画監修を、“完売画家”として話題になっている画家の中島健太さんが担当することが10月4日、明らかになった。本作で初めて画家役に挑戦する菜々緒さんの絵画指導を担当する。
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中島さんは、繊細で洗練された高い技術と人間味あふれる温かな作風が評価され、現在までに制作した500点以上の作品が完売したという。同局の朝の情報番組「グッとラック!」(月~金曜、午前8時)のポスターを写実絵画で制作したり、同番組に木曜コメンテーターとして出演もしている。
菜々緒さんは、ドラマのクランクイン前から中島さんの直接指導を受けており、撮影が始まってからも現場で中島さん立ち合いのもと、絵画の練習に励んでいる。ドラマで菜々緒さんが演じる画家の沙羅は、地元のカルチャースクールでお年寄り向けに絵画教室を開くほか、自宅のアトリエを解放して、近所の子どもにお絵描きを指導しているという設定。
原作は、マンガ誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載されたキリエさんの同名マンガ。手を重ねた人の「死の運命」が見えてしまう特殊な能力を持つ救急救命士の花巻みこと(福士蒼汰さん)と、命の期限が1年後に迫った義姉、沙羅との“禁断の恋”を描く切ないラブストーリー。ドラマは10月11日から毎週金曜午後10時に放送。初回は15分拡大。
このドラマでは、絵画はすごく重要なモチーフです。沙羅というこの物語のヒロインがどのような作品を描くのかを僕なりにイメージしながら制作、指導をさせていただいています。菜々緒さんは油絵初挑戦ということでしたが、驚かされました。集中力が半端じゃない。わずか1時間足らずの指導時間内に作品を完成させたり、撮影中も本気で制作に取り組んだり、その姿はまさしく僕がイメージした沙羅そのものです。ぜひ菜々緒さんの描くシーンにも注目していただきたいです!
中島先生には、沙羅が劇中で絵を描く上での所作や、筆の持ち方や動かし方などを指導していただいています。先生はとても褒め上手で、「うまくできているんだ」「絵画を続けてみようかな」と思ってしまうんです。そういう技術面だけではなく、アーティスティックな雰囲気がすごく出ている方で、男性目線だけではなく女性目線も兼ね備えている方なのかなと思っていて、そういったところも先生の描く絵に反映されているんじゃないかと思いますね。
それと、アートの知識やストーリーがとても豊富な方なので、一緒に美術館巡りをしたいですし、先生に自分をモデルに絵を描いてほしいですね。先生にはお願いしているのですが、絵画のモデルは未経験なので機会があればぜひ挑戦してみたいです。