男はつらいよ:出川哲朗のメーキング写真公開 山田洋次監督作に30年ぶり出演も「地獄の演出」

映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」に出演する出川哲朗さん (C)2019松竹株式会社
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映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」に出演する出川哲朗さん (C)2019松竹株式会社

 タレントの出川哲朗さんが、渥美清さん主演の国民的映画シリーズ「男はつらいよ」の50作目となる新作映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」(山田洋次監督、12月27日公開)に出演する。出川さんが写ったメーキング写真が10月5日、公開された。出川さんと山田監督が握手する様子などが、写し出されている。

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 出川さんはこれまで、第37作「男はつらいよ 幸福の青い鳥」(1986年)、第38作「男はつらいよ 知床慕情」(87年)、第39作「男はつらいよ 寅次郎物語」(87年)、第40作「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」(88年)、第41作「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」(89年)の5作にエキストラとして出演していた。

 約30年ぶりに山田監督の現場に挑んだ出川さんは、山田監督の演出について「地獄の演出、監督のバイタリティーってすごい。変わってないわ!!」と語っている。

 「男はつらいよ」は、1969年に映画第1作が公開。渥美清さんが演じる「フーテンの寅」こと車寅次郎が主人公の人情喜劇で、第1作の公開から2019年で50周年を迎える。1997年公開の「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別編」以来、22年ぶりの新作となる。新作は、これまでの作品を織り交ぜて製作される。

 今作の物語は諏訪満男(吉岡秀隆さん)の妻の七回忌の法要から始まる。「くるまや」の店舗は新しくカフェに生まれ変わるなど、あれからもう半世紀の歳月が流れた。小説家になった満男がサイン会を行っていると、その列に初恋の人でかつて結婚を約束した及川泉(後藤久美子さん)の姿があり、ぼうぜんとなる。欧州で生活している泉は仕事で来日し、偶然サイン会に参加。満男は泉を「君に会わせたい人がいる」とジャズ喫茶に誘い、寅(渥美さん)の恋人のリリー(浅丘ルリ子さん)に会わせる。泉はその夜、「くるまや」を訪れ……という展開。

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