注目ドラマ紹介:「リカ」 高岡早紀が狂気の“純愛モンスター”に 小池徹平&大谷亮平がターゲット

連続ドラマ「リカ」で主演を務める女優の高岡早紀さん=東海テレビ提供
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連続ドラマ「リカ」で主演を務める女優の高岡早紀さん=東海テレビ提供

 女優の高岡早紀さんが主演する東海テレビ・フジテレビ系「オトナの土ドラ」枠の連続ドラマ「リカ」(土曜午後11時40分)が、10月5日にスタートする。高岡さんは、愛する人を手に入れるためなら、手段を選ばぬ狂気の“純愛モンスター”雨宮リカを演じる。2部作で、第1部は小池徹平さん、第2部は大谷亮平さんがターゲットとなる。

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 ドラマは、五十嵐貴久さんの「リハーサル」「リカ」(幻冬舎文庫)が原作。第1部でリカのターゲットになるのは、小池さん演じる外科医の大矢昌史。大矢は婚約者もいて順風満帆な人生を送っていた。看護師として採用されたリカと運命的な出会いを果たすが、それはすべて仕組まれたことだった。病院で不可解な事件が続き、患者、看護師、医師たちが消えてゆく。そして、リカの魔の手が大矢の婚約者にもおよび……という展開。

 第2部は、3年後が舞台。大谷さんが演じる本間隆雄がターゲットとなる。本間は妻の浮気が原因で別居し、愛する7歳の一人娘とも離れて暮らしていた。マッチングアプリでハンドルネーム「リカ」を名乗る女性と出会う。仕事目的でリカに会ってみようと提案するが……。以来、携帯には、おびただしい数のメール、着信が並び、会社や自宅にも、リカのストーキングが続く。本間の同僚、探偵、刑事、さらに妻と娘も巻き込んだ壮絶なストーリーは、予想外の結末を迎える……というストーリー。第1部は10月5日から、第2部は11月9日から毎週土曜午後11時40分に放送。全8話(予定)。

 第1話。どことなく怪しげなマンションのとある一室で、美しいハーバリウムが飾られた中、真剣な表情でメークしているのは、雨宮リカ(高岡さん)。顔をメークした後、左腕を出すとそこには不気味な痣(あざ)が。リカは痣をファンデーションで隠していく……。

 地域医療に根差した個人病院、花山病院の副院長・大矢昌史(小池さん)は、優秀な外科医で患者や看護師たちの信頼も厚い。その日、花山病院では、看護師補充の面接をしていた。終わり間近に、リカはやってきた。本人が自称する28歳という年齢に違和感は抱いたものの、豊富な経験は申し分なく、日本医師協会前会長からの推薦状まで持参したリカに、大矢が思わず「あなたみたいな優秀な方がなぜうちに」と尋ねると、リカはうれしそうに「運命なんです」とつぶやく。

 その時、リカの左腕の痣が薄紅色に浮き上がったのを、看護師長の小山内(池谷のぶえさん)だけは見逃さなかった。面接後、大矢ら男性医師はリカの採用に傾くが、小山内だけはリカの冷え冷えとした得体のしれない空気に嫌悪を感じ反対する。しかし、大矢の叔父で、脳梗塞(こうそく)を発症して以来、特別病室で生活する病院長・花山大次郎(西岡徳馬さん)は、医師協会前会長の推薦状を持ったリカを断ることは出来ないと仮採用を決める。

 花山病院で働き始めたリカは、大矢との仕事では優秀な看護師として手腕を発揮するが、他の医師との仕事にはおよそやる気を見せない。救急のけが人の治療の際は、大矢と見事なコンビネーションを見せる。リカは、大矢が廃棄した手袋を自宅に持ち帰り、ハーバリウムにしてうっとりと眺めていた。更にリカは、サボりぐせのある看護師・森田(立花恵理さん)から大次郎の看病を譲り受け、口うるさい大次郎の心をほぐし、言葉巧みに取り込んでいく。リカが働き始めたことによって、花山病院の歯車が徐々に狂っていく……という展開。

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