大ヒット作「ターミネーター2」(1991年)の正統な続編となるシリーズ最新作「ターミネーター:ニュー・フェイト」(ティム・ミラー監督、11月8日公開)で、T-800型ターミネーターを演じたアーノルド・シュワルツェネッガーさんにとって、本作の製作総指揮を務めるジェームズ・キャメロン監督は、“最高の相棒”といえるかもしれない。
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“最高の相棒”としたい代表的な理由の一つが、シュワルツェネッガーさんが主演を務めた映画の歴代興行収入トップ3にキャメロン監督が関係しているからだ。1位の「ターミネーター2」(1991年)、3位の「トゥルーライズ」(1994年)はいずれもキャメロン監督がメガホンをとり、2位の「ターミネーター3」(2003年)は、キャメロン監督の作品ではないものの、キャメロン監督が育て上げた「ターミネーター」(日本公開1985年)、「ターミネーター2」のシリーズ作という意味でのつながりはある。
2人はプライベートでも親密な関係だという。シュワルツェネッガーさんは、キャメロン監督について、「彼が僕のことをほかの監督よりよく知っているというのも大きいと思うよ。僕らは仕事以外でも一緒に時間を過ごすから。日曜日には一緒にバイクを走らせるし、一緒に映画を見る。僕は彼の撮影現場を訪問する」と明かす。
さらに「(キャメロン監督の)『タイタニック』や『アバター』の撮影現場にも行ったよ。彼も僕の撮影現場に来る。もちろんお互いの家にも行くし、同じパーティーにも参加する。普通の(監督と俳優の)関係とは違うんだよ」と語っている。
新作の公開を控える「ターミネーター」シリーズは、シュワルツェネッガーさん、キャメロン監督の双方にとっての出世作であり、その後のキャリアを決定づけた作品だ。本作には、シリーズ屈指の人気キャラクター、サラ・コナーを演じたリンダ・ハミルトンさんが、久しぶりに出演することも話題となっている。
製作前に、キャメロン監督、シュワルツェネッガーさん、ハミルトンさんのレジェンド3人での話し合いが持たれ、シュワルツェネッガーさんは「これはすてきな経験になったよ。昔に戻ったみたいだった。僕らは、昔と同じような会話、話し合い、けんかをした。同じようなことを心配し、同じように全力を注いだ。ジム(キャメロン監督)は、『100%のことをやろう。正しい形でやろう』と言った」と振り返っている。
「ターミネーター:ニュー・フェイト」は、「ターミネーター」「ターミネーター2」を手がけたキャメロン監督、T-800役のシュワルツェネッガーさん、サラ役のハミルトンさんが約30年ぶりに再集結し、「ターミネーター2」のその後の世界を描く作品。キャメロン監督はプロデューサーとして復帰しており、ジョン・コナー役のエドワード・ファーロングさんが同役で出演することも決定している。“最高の相棒”との久々のコンビ復活に加え、期待できそうだ。
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