乃木坂46齋藤飛鳥:「映像研には手を出すな!」実写映画化で主演 メインキャストに山下美月&梅澤美波

映画「映像研には手を出すな!」に出演する(上段左から)水崎ツバメ役の山下美月さん、浅草みどり役・齋藤飛鳥さん、金森さやか役・梅澤美波さん (C)2020「映像研」実写映画化作戦会議(C)2016大童澄瞳/小学館
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映画「映像研には手を出すな!」に出演する(上段左から)水崎ツバメ役の山下美月さん、浅草みどり役・齋藤飛鳥さん、金森さやか役・梅澤美波さん (C)2020「映像研」実写映画化作戦会議(C)2016大童澄瞳/小学館

 アイドルグループ「乃木坂46」の齋藤飛鳥さんが、映画「映像研には手を出すな!」で主演を務めることが10月15日、明らかになった。女子高生がアニメ制作に打ち込む姿を描いた大童澄瞳さんの同名マンガが原作で、映画「あさひなぐ」や実写「賭ケグルイ」シリーズの英勉(はなぶさ・つとむ)監督がメガホンをとり、2020年初夏に公開される。齋藤さんは主人公の浅草みどりを演じ、同じ「乃木坂46」メンバーの山下美月さんが水崎ツバメ役、梅澤美波さんが金森さやか役でメインキャストを務めることも発表された。

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 「映像研には手を出すな!」は、2016年から「月刊!スピリッツ」(小学館)で連載中のマンガ。自分の考えた“最強の世界”で大冒険することが夢の浅草みどり、とにかくお金の話が好きな金森さやか、カリスマ読者モデルの水崎ツバメが、映像研究同好会を立ち上げ、アニメ制作に打ち込む……というストーリー。2020年1月からNHK総合でテレビアニメも放送される。

 「アニメは設定が命!」が信条で、ことあるごとに妄想で世界を染め上げる変わり者の主人公に扮(ふん)する齋藤さんは、実写映画化にあたり「どうなるか? 私はどうすればいいのか? 全く分かりません。“最強の世界”を実写化することは可能なのでしょうか? 分かりません。誰も想像のできないこと」と不安をのぞかせつつ、「『映像研』を研究して、研究して、その世界に足を踏み込んでも邪魔にならないように、心を込めて精いっぱい、演じさせていただきます」と意気込んでいる。

 ◇浅草みどり役・齋藤飛鳥さんのコメント

 独特の世界観が描かれる作品。こんな世界は今まで一度も体験したことがありません。作者である大童澄瞳さんの妄想、描きたい世界が余すことなく描かれているこの作品は、初めて触れた時の衝撃がとても大きく残りました。どうなるか? 私はどうすればいいのか? 全く分かりません。“最強の世界”を実写化することは可能なのでしょうか? 分かりません……。誰も想像のできないこと。実写化が本当に実現したら、それを成し遂げた制作陣の皆様は天才です。こんなに素晴らしい作品。自分の中に在ったものを真っすぐ描いている作者様は天才です。その作品に出演する私。天才の皆さんに、必死について行くほかはありません。「映像研」を研究して、研究して、その世界に足を踏み込んでも邪魔にならないように、心を込めて精いっぱい、演じさせていただきます。

 ◇水崎ツバメ役・山下美月さんのコメント

 この作品に触れて、フィクションには夢と希望と情熱が詰まっていると大きな衝撃を受けました。とにかく何か大きな世界を創ってみたい、想像力を爆発させてみたいという願望が止まらなくなる作品です。妄想と現実が入り交じるこの世界をどのように映像にしていくのか未知数ではあります。ですが制作陣の皆様のお力をお借りしなから、「私の考えた最強の世界」をリアルに創ることができたら最高に格好良いなとワクワクが止まりません。にぎやかに楽しくそして真っすぐで爽やかな、わちゃわちゃとした毎日を、皆様にも感じていただきたいです。3人のセンスがぶつかり合う熱く情熱的な映像研を描いていけるよう、精いっぱい頑張らせていただきます!

 ◇金森さやか役・梅澤美波さんのコメント

 この作品を初めて読んだ時から、見たことのない描写で描かれるその世界に気づけば惹(ひ)き込まれていました。自分の描く世界がこの空間に創られていく……忘れかけていた挑戦心や屈しない姿勢、この作品を通して自分自身ものすごく力をもらった気がします。電撃3人娘が創る“最強の世界”。私たちもその世界に入り込めるのだと思うとワクワクしてなりません。今は正直、彼女たちが妄想するあの世界を本当に再現できるのか? どうなっていくのか? 全く予想もできません。スケールが莫大(ばくだい)すぎて頭の中では想像すらできません。けど、だからこそやりがいがあるのでは? と感じています。制作陣の皆様、共演者の皆様とディスカッションしながら、金森さやかのどこかトゲがあるようで温かい独特の雰囲気で浅草氏、水崎氏の良きパートナーになれるよう、この作品にいいスパイスを加えられるよう精いっぱい務めてまいります。飛鳥さん、美月と共に“最強の3人”になれるように。自分自身にとってかなりの挑戦になるかと思います。とてもワクワクしています。楽しみにしていてください。

 ◇原作・大童澄瞳さんのコメント

 オーケー、君の心を代弁しよう。「マジで言ってんのか!!!!!!!!」「映像研×乃木坂46」? いや違う!! これは乃木坂46からの挑戦状!! 「乃木坂46VS映像研」という世紀の大決戦なのだ!!! 「国民的アイドルグループ」の乃木坂46が!! あえて!! 真逆の位置にある「映像研には手を出すな!」という読者を選びまくるニッチでマニアックなマンガを映画化しようという最高にクレイジーな選択!!! もはやこれは大人たちの盛大な悪ふざけでありお祭!! 私も担当編集も企画を持ってきたプロデューサーも監督も、関わる人間全員がこの実写化で一波乱起きるのは承知だ!!! マンガ、アニメに続く“第三の映像研”「乃木坂46の実写版」!!! 国民的アイドル乃木坂46は映像研の世界でどんな妄想と芸術を爆発させるのか!!! 日本映画業界!!! 火薬の在庫は足りてるか!!!!! 心して待て!!!

 ◇英勉監督コメント

 「マジで言ってんのか!」最初にお話を聞いた時に思いました。「『映像研には手を出すな!』には手を出すな!」禁断の書に触れる十字架をボクは背負うんだなと。やるんだったら実写でしかできない「見たことのない映像研」をやるしかない! 乃木坂さんの背中に隠れて、頑張ろうと思います。皆さま、お手柔らかに。

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