注目ドラマ紹介:「少年寅次郎」 井上真央主演 寅さんの少年時代描く

NHK「土曜ドラマ 少年寅次郎」第1回の一場面 (C)NHK
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NHK「土曜ドラマ 少年寅次郎」第1回の一場面 (C)NHK

 女優の井上真央さん主演のNHK連続ドラマ「少年寅次郎」(総合、土曜午後9時)が10月19日スタートする。国民的映画シリーズ「男はつらいよ」の主人公・車寅次郎(寅さん)の少年時代を描いた、山田洋次監督の小説「悪童(ワルガキ) 小説寅次郎の告白」のドラマ化。井上さんは寅次郎の育ての母・車光子を演じる。

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 寅次郎出生の秘密から、戦争を挟んだ悪ガキ時代、そして最愛の妹さくらに見送られて葛飾柴又の駅から旅立つ14歳までの物語。脚本は、2017年放送のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「ひよっこ」などで知られる岡田惠和さんが担当する。

 寅次郎のぐうたらな父・平造を朝ドラ「まんぷく」の森本元役で注目された毎熊克哉さんが演じ、平造の弟・竜造役で泉澤祐希さん、竜造の妻・つね役で岸井ゆきのさん、帝釈天住職の御前様役で石丸幹二さんも出演する。寅次郎役は、幼少期を藤原颯音(はやと)君、少年期を井上優吏(すぐり)さんと渥美清さん似の2人が務める。

 第1話は、昭和11(1936)年、歴史を揺るがす「2・26事件」の前夜、東京葛飾柴又の団子屋「くるまや」の前に赤ん坊が置かれた。光子(井上さん)は誰の子か承知の上で育てることを決める。帝釈天の御前様(石丸さん)に「寅次郎」と名付けられて5年、赤ん坊はわんぱくに育つ。光子の夫の平造(毎熊さん)は、そんな寅次郎が気に入らない。それでも愛情を注ぐ光子が大好きな寅次郎は、母を裏切るような事件を起こしてしまう。でも、寅次郎の心情を知った光子は? そして、さくらが誕生して……。

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