死役所:第6話で原作人気エピソード「カニの生き方」 重岡大毅、「ナイツ」塙らゲスト

ドラマ「死役所」第6話にゲスト出演する人気グループ「ジャニーズWEST」の重岡大毅さん(右)と中島歩さん(C)「死役所」製作委員会
1 / 3
ドラマ「死役所」第6話にゲスト出演する人気グループ「ジャニーズWEST」の重岡大毅さん(右)と中島歩さん(C)「死役所」製作委員会

 人気グループ「ジャニーズWEST」の重岡大毅さんと、お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之さんが、「TOKIO」の松岡昌宏さんの主演ドラマ「死役所」(テレビ東京系、水曜深夜0時12分)の第6話にゲスト出演することが10月29日、わかった。第6話は、原作ファンの人気が高い異色作「カニすべからく」という芸人コンビにスポットを当てた原作エピソード、「カニの生き方」を元にしたストーリーが展開する。重岡さんは芸人コンビ「カニすべからく」の高関一文役、塙さんは「カニすべからく」が出場するコンテストのMC役で出演するほか、お笑い監修も務める。

ウナギノボリ

 重岡さん演じる高関は、相方・佐尾高茲と「カニすべからく」というお笑いコンビを組んでいる芸人。ネタを作る才能はないが万人に愛される男で、相方との悲しい別れを経験することに……という役どころだ。

 高関の相方で、コンビの頭脳でもある才能の人だが遺伝性の難病が発症し、人生の岐路に立たされる佐尾役を中島歩さんが演じる。「カニすべからく」のマネジャー・松井役を工藤綾乃さんが演じる。

 さらに、「キングオブコント2019」決勝進出コンビで、お笑い第7世代の新星、「かが屋」が、劇中で実際に披露する「カニすべからく」のネタを作成する。劇中のお笑いコンテスト「デッドオアコント」では、「お笑い好きにはたまらない」という芸人17人が集合するという。

 なお、ドラマには、原作ファンを公表する著名人も続々登場するといい、第3話(10月30日放送)には、「モテクリエイター・ゆうこす」こと菅本裕子さん、第4話(11月6日放送)には、日テレ・ベレーザで活躍中の女子サッカー選手・植木理子さんが出演する。

 重岡さん、塙さんのコメントは以下の通り(原文のまま)。

 ◇重岡さん

 お話をいただいて、これで今年全クール出ていることになりました。お芝居ができることが本当にうれしいです。すごく気合が入り、原作も読ませていただきました!

 脚本を読む前から、僕が演じた「カニすべからく・高関一文」は「愛される人」というイメージで、原作でもよくクシャッとした、鳥の足みたいな目で笑っているんです(笑)。そして、芸人さんはやってみたかった役でもあったので、楽しかったです。

 また、ナイツ・塙さんがお笑い監修、ネタはかが屋さん、ということで豪華すぎるな、と。芸人さんをすごくリスペクトしているので「こいつしょーもねーな!」とか思われたらどうしようかなとド緊張していました。そんな中、塙さんは「このネタはここは肝だから」とパパっと決められる。さすが!というか、プロだなと思いましたね。

 相方・佐尾役の中島くんのことは、もうとにかく大好き! すごく原作の「佐尾」なんです。コンビとして10年一緒にいる絆を表現するには、「とにかくコミュニケーションが大事!」と、初めて会った時にあいさつしたら、中島くんの方からハグされて(笑)。

 ギャグセンスも高くて、クランクインの日に「佐尾のネタに俺が爆笑する」という場面で、佐尾が書いてきたって渡してくる小道具のネタ台本に変な言葉が書いてあったんです。それで本当に笑っちゃって(笑)。自然に撮影ができた。しかもそれが恩着せがましくない。「こんな優しい人いないな」って思いました。

 この作品は死を扱ったもので、皆さん「人って死んだらどうなるんだろう」って考えたことあると思うんですけど、そこをすごく興味深く、ミステリアスに描いているし、なおかつ面白い。僕たちの6話はなかなかハートフルな回で、見ている人の心をきれいにするじゃないですけど、それぐらいのパワーがあると思いますのでぜひご覧ください。

 ◇塙さん

 今回、コントの監修をさせていただいたんですが、なんせ僕は漫才なんでねぇ……(笑)。どういう風に指導するか悩んだんですが、役者として熱演しちゃうと、やっぱり笑いづらくなっちゃうので、下手にしてほしいと言いました。そこが難しいんですけど、重岡さん、中島さん共に飲み込みが早くてすごく自然体な感じやってたから、良かったなと。

 重岡さんの印象は、僕、週に26本全局のドラマ見てるので、「ストロベリー・ナイトサーガ」「これは経費で落ちません!」とかももちろん見てたんですけど、実際会ってみて一ファンとして「顔小さいなぁ、思ってたより背が大きいんだな」とか思ってしまうという(笑)。

 中島さんは、芸人にいそうなタイプで、なんか味がある感じがいい。ちょっと明るい感じの重岡さんと、暗い感じの中島さんという組み合わせで、いい2人だなと思いました。

 ちなみに今回、コンテストのMC役としての出演もあったんですが、僕自身は脚本を読んで「カニすべからく」の思いは理解しているんだけど、本来MCはそこまで裏側を知らないだろうから、淡々とやろうと思いました。

 みどころは、第6話のジャニーズ事務所さんとマセキ芸能社の融合!(笑い)。撮影時に何人マセキがいたかって話ですよ(笑)。もちろん中身としても、家族でもない、恋人でもない、でも一般の方にはわからない不思議な関係で繋がる相方……「もしその相方がいなくなったら」という芸人の永遠のテーマを描いている。

 ナイツも1人になって何もできなくなる前に「65歳で1回解散しようか」と言っているぐらいで。芸人にとって本当に難しくて、普遍の問題なので、凄くいいテーマだと思います!

写真を見る全 3 枚

テレビ 最新記事